それが映画館であれテレビ画面であれ、ゴジラ映画は全て鑑賞済みだと思っていたがそうではなかった。
観てないゴジラ映画があったのだ。
それがこれ。

『怪獣王ゴジラ』“Godzilla King of the Monsters!”

 

 『怪獣王ゴジラ』


海外版っていうかUSA公開バージョンですね。
海外版の存在は知っていたけど、なんか埒外だった。すまんレイモンド・バー。
よかろう。観てやろうじゃないか。これでゴジラ映画コンプリートだ。

というわけで『ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX』を購入、鑑賞


オリジナルの流れにアメリカン俳優が挿入されるつくりなのかと勝手に思ってたら冒頭から違っていて、いきなりゴジラが暴れた後の東京から始まる。主人公のスティーブ・マーチン(アメリカの通信員)もいきなり倒壊した家屋の下敷きになっている。日本家屋が紙と木でできていたおかげで自力で抜け出したスティーブであったが、負傷して避難所に収容される。
同じくゴジラ被害にあった負傷者たちと一緒に避難所に横たわるスティーブがいきなり叫ぶ。

「エミコ!エミコ!」

通りかかったのは山根博士の娘の恵美子。スティーブの元にかけよりひざまずく

「スティーブ!」

知り合いだったのか!?お前ら知り合いだったのか!?
流暢な英語でスティーブと会話する恵美子。
それはいい。
それはいいんだがスティーブ、
恵美子の腕に触るのはやめなさい。
恵美子の二の腕の、それも内側を触るのはやめなさい。即刻ただちにすみやかに!スティーブッ!!

この後はスティーブの回想となり、日本に向かう飛行機内のシーンに。
ここでスティーブと芹沢博士が大学の友人であることがスティーブのモノローグで語られる。それはいい。それはいいんだがスティーブ、飛行機の座席でタバコを吸うのはやめなさい。スティーブ!受動喫煙被害で訴えられるぞ。スティーブゥ!

怪しげな日本語と英語でまんまと日本に入国したスティーブであったが、海上保安庁に身柄を拘束されてしまう。
とおもいきや、東京湾周辺で頻発する海難事故について意見を求められる。
なぜスティーブに?
たぶん当時の日本人はアメリカ人ならなんでもできると思っていたのだろう。

という調子で以降、スティーブ親分が日系人(じゃないかもしれないけど)を引き連れてゴジラ事件を追っていくんだけど、この調子で書いてたら睡眠時間がなくなっちゃうから内容紹介はここまでね。
全体としては、オリジナルをかなり大胆に分解して並べ替えてスティーブと日系人(と思われる善男善女)のシーンでつないだ印象です。
知ってるシーンやセリフが不意をついて出てきたり、日本人俳優の渋い演技の後に日系人の不思議な日本語が出てきたりして戸惑っちゃいます。なんだか心がざわつきます。
あと、日系人たちがスティーブといっしょにゴジラやその被害を言葉もなく見つめているシーンが何箇所かあるんですが、日系人たちの冷たい目つきが気になりました。ホント、無表情で冷たい目なのね。祖国を恨んでいるような、ただそこに立ってあっちを見てろと言われたからそうしているだけのような。
なんかもうそういうところが気になっちゃってゴジラの影が薄いったらありゃしない。

そんなわけで。
ゴジラ映画なんだけど、怪獣好きの私も別のところが気になってしょうがない不思議な映画でした。
最初に「これでゴジラ映画コンプリート」とかいったけど、ゴジラ映画の海外版って他のもあるみたいなんだよねぇ。でももういいや。

今回鑑賞した『ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX : VOL.14』、DVDには『行け!ゴッドマン』『ゴジラアイランド』も収録されています。
『行け!ゴッドマン』初めて観たけどすげーなこれ。あとゴッドマンって、浜田省吾に似てるよね。

『ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX』、今回初めて買ったけど印刷物も充実してていいなぁ。
ソフトを持ってる映画でも印刷物目当てで買ってもいいくらい。


『ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX : VOL.14』

 

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