「ぶとい眉のしかめっ面の男が遠くから誰かを撃ち殺す劇画」という程度にしか知らなかった『ゴルゴ13』でありましたが、このたび、縁あってこの名作劇画を手に取ることとなりました。
理由は明快。
ぶ厚い本で出てたから。

これまでも何度か言及しておりますが、私は「ぶ厚い本」が大好き、いや愛しておりまして、書店に行ってぶ厚い本を見かけると内容に関係なく内容に関係なく内容の出来不出来不問で手に取ってバラバラめくりたくなるのです。パラパラパラパラパラパラパラパラと。
いわゆる「巨乳好き」が、「顔や性格なんかどうでもいい。ただ巨乳であればいい」と思うのと似た感覚でしょうか。
「ぶ厚ければいい。内容なんかどうでもいい」
それが「畜産大辞典」であろうが、「化学物質の危険・有害便覧」であろうが、ぶ厚ければ触ってめくりたくなるのが人情というものでしょう。
巨乳好きが、、、巨乳の話はもういいか。
ちなみに私は巨乳好きではありません。巨乳の彼女とかもいたことありません。

というわけでぶ厚い本が好きな私は、私は、
あ、
いたわ。
巨乳の彼女。
ほんの短期間で何事もなく過ぎ去った日々でした。
巨乳に魅かれたわけではありません。
黒髪がきれいな少女でした。
そんなことはどうだもよろしい。

ぶ厚い本にめっぽう弱い私はこのたびこれを手に入れました。


改訂版「ゴルゴ13」リーダーズ・チョイス

この文章の流れだと、なんだか『ゴルゴ13』を面白くない劇画だと言っているように受け取られそうで心配ですが、そうではありません。

最初に書きましたが、ゴルゴのことはほとんど知らないのです。
でも “分厚い” というだけでこの本を手にしたのです。その “心意気” のようなものをあなたは感じなければいけない。
前書きには、この本には、読者投票で選ばれた『ゴルゴ13』オールタイムベスト13作が収められていること、さらに、この試みは2回目で、以前にも13作集めた分厚い本が作られていて、その厚さから、枕にできる「枕本」と呼ばれている、というようなことが書かれていた。
この、

この、

このたわけっ!!

本を枕にするなどなんという罰当たり!お前にはぶ厚い本を読む資格などない!!

と、一瞬怒りに我を忘れた私でしたが、手には大好きな(内容はどうでもいい)ぶ厚い本。
ぶ厚い本を手にしているその幸せに、怒りはあっという間に中和され、幸せだけが残ったのでありました。

(劇画の内容にはまったくふれないまま)次回へつづく

kiridasioto