あんなに好きだったのに最終回は覚えてない。そんな経験は誰にもあるはず。
そんなあなたのためにわたしが特撮番組の最終回を鑑賞して思い出させるおせっかい企画第3弾。今回は『マグマ大使』。
『マグマ大使』は『ウルトラマン』よりちょっぴり早く放送が始まって、“日本初の全話カラー放送された特撮ドラマ”(Wikipediaより)ということになってますが、私の家は白黒テレビで、『マグマ大使』も『ウルトラマン』も白黒で観ていたので関係なかったですね。あと、「全話」ってあたりが気になりますが、ここでは掘り下げないことにします。

『マグマ大使』第52話 最終回「宇宙の帝王ゴア対マグマ大使 最後の戦い」初回放送:1967年6月26日

いきなりマグマ大使と怪獣ゴアゴンゴンの街なかでの戦闘シーンから始まります。しかも、二者が戦っているすぐそばのマンションには赤ちゃんが取り残されています。でもどうしてこんなことになったかはわかりません。51話が手元にないので。
ベビーベッドの中で泣き叫ぶ赤ん坊。せっかくお昼寝していたのに外がこんなにけたたましく騒がしかったらそりゃ泣いちゃいます。
光線を吐くゴアゴンゴン。赤ちゃんがいるのとは別のビルが吹っ飛びます。
「坊や〜!坊やが死んじゃう〜!」
地上では母親が泣き叫び、マンションに走り寄ろうとしますが警官に止められます。
マグマ大使の角から光線をひらりひらりとかわすゴアゴンゴン。赤ちゃんのいるマンションに迫ります。
阻止するマグマ大使。
「坊や、必ず助けてやるよ」
まだ言葉はわからないであろう赤ちゃんにこんなことを言うのは、自分自身を鼓舞するためか、見物人にアピールするためでしょうか。
そしてゴアゴンゴンの必殺技「絶対零度」!右手の平で受けるマグマ!絶対零度といえば摂氏 −273.15 ℃!冷たい!けたたましく冷たい!たちまち真っ白になるマグマの右手!
マグマ大使が危ない!笛を1回吹いてガムを呼び出すマモルくん!最初から呼んどくべきだったのは?マモルくんには「戦力の逐次投入」は作戦として最悪だと教えてあげたいがもう最終回。
やってきたガムとマモルくんが赤ちゃんを無事救出、母親の元に届けるのでした。
赤ちゃんが救出され、遠慮なく戦えるようになったマグマ。ロケットに変身してぐるぐる回って攻撃します。
これが苦手なのかゴアゴンゴンは退却。
マグマ大使は飛び去りますが、ゴアの円盤が追跡していきます。
「お父さんが危ない!」
自分もロケットになって後を追うガム。
火山島に着陸するマグマ大使。追うゴア。
「ついにマグマ基地を突き止めたぞ!」
ゴアの狙いはマグマ基地の場所を突き止めることだったのです。
しかし!
この火山島はマグマ基地ではなかったのです。
ゴアの狙いを察知したマグマ大使が、噴火間近の火山島におびき寄せて噴火の爆発でゴアを倒そうとしたのです。
火山の中でゴアは巨大化、そしてゴアゴンゴンに変身してマグマ大使と戦います。
マグマ大使の攻撃で不利になるや姿を消すゴアゴンゴン。
噴火の寸前、ロケットに変身して脱出するマグマ大使。
間一髪円盤に救出されたゴア。怪我をしたのかよろよろしてますが、「次こそ最後の決戦だ!」と気力は萎えてません。さすが宇宙の帝王。

夜になり、
「パパ、僕もうヘトヘトだよ」
「パパもきょうは正直疲れたな」
のん気な会話を交わしながら帰宅するマモルくん父子を待っていたのはおいしいママの料理ではなく、ゴア一味でした。
しかし働くなぁ、宇宙帝王。怪我はもういいのか?
マグマ大使を呼び出すマモルの笛が邪魔だと笛ごとマモルくんをさらっていくゴア。
姿を消すゴア円盤。全世界のレーダー基地に捜索を依頼しますが行方はわかりません。
この辺りで放送時間の半分くらい。中身濃いなぁ。
円盤の中で気を失って床に倒れているマモルくん。その周りを笛をぶらぶらさせて歩き回るゴア。スキを見て笛を奪い取るマモルくんは笛を3回吹きます。
3回吹いたらマグマ大使が来るはずなのに、なぜかガムも一緒に出動します。いいんです、非常事態だから。
笑い出すゴア。初めからマグマ大使をおびき出して新兵器の電磁波光線でマグマ大使のロケット機能をくるわせて、宇宙を飛び続けさせて燃料切れにする作戦だったのです。
一足先に円盤に乗り込んだガムにマモルくんは救出されますが、知らずに近づいたマグマ大使はもろに電磁波光線を浴びて、宇宙へ飛び去ってしまいます。
「お父さん、どこ行くの?」
ガムの声ももうマグマには聞こえません。
アース様にもマグマ大使がどこにいるのかわかりません。しかもアース様、具合が悪いんでしょうか、よろよろしてます。
果てしない宇宙のどこかはわからないけど探しに行きますと出動するガムとモル。美しき家族愛。
アース様は最後の力を振り絞ってオリンポスの神々に祈ります。
マグマ大使ってギリシャ神話だったのね。
祈りが通じたのか宇宙をさまようマグマの前に姿をあらわすアース様。
手にした杖をぐるぐる回すと不思議な光線が出てマグマの機能は回復します。
「わしはオリンポスの神々の元へ行く。マグマよ、お前たちは地球に帰り、ゴアを叩き潰すのじゃ」
そこへやってくるガムとモル。
3人はゴアが潜伏しているとみられるゴアラ遊星へに向かいます。
白い棘のような鋭い山に覆われたゴアラ遊星。山の陰からゴアゴンゴンが現れます。ロケットから人間態に変身したマグマ大使と最後の決戦です。
ガムとモルの攻撃にゴアゴンゴンが気を取られたその瞬間。
やぁぁぁぁぁっ!!気合いとともにマグマ大使の跳び蹴りがゴアゴンゴンの腹に決まり、倒れるゴンゴンにツノビーム、腹からミサイルとたたみ込みます。
ついに絶命するゴアゴンゴン。うつろな目玉で宇宙を見ています。
平和がやってきた地球ではマモルくんたちとロケット親子のお別れの時がやってきました。
別れを惜しんでいると、
「マグマよ、マグマよ、ガムよ、モルよ」
アース様の声が空に響き渡ります。
「アース様ぁどこにいらっしゃるんですかぁ?」
ガムが見回すと空に大きな、絵に描いたような虹が。
「ここじゃここじゃ」
現れるアース様。
「わしの子供達よ、ここに来るがよい」
そしてお別れ。マグマ大使とガム、モルのロケット家族はアース様と一緒に空の彼方に飛び去りました。

これでおしまい。
なんか長い文章になっちゃいました。1話でいろんなこと起きてますね。それと、今回見て思ったのは、変身する時のカシーンカシーンって音がかっこいいですね。絵的には素朴な変型シーンなんですが、あの音ですごくスピード感を感じます。人間態のガムが前方に倒れこむ絵、翼が伸びる絵、そこにあのカシーンがかぶさり、飛んでくロケットガム。すごく気持ちよかったです。
もうひとつ、マグマ大使って可愛いんですよね。
おでこパッツンの金髪ロン毛、黒目がち、ぷっくりした手に幼児体型っていうか、五月人形の金太郎さんに通じるものがあると思いました。

というわけで、『マグマ大使』最終回はこんなでした。長くなっちゃってごめんなさい。では次回までごきげんようさようなら。