頼まれてもいないのに特撮番組の最終回をオールネタバレで紹介するおせっかい企画第4回は。元祖二次元コンプレックスの母を持つ仮面のヒーロー『ミラーマン』。最終回は「 第51話さよならミラーマン」です。さようなら。

 

『ミラーマン』第51話 最終回「さよならミラーマン」初回放送:1971年12月5日

インベーダーの母星である惑星Xを地球にぶつけるという、最後の作戦が50話から引き続き進行中。惑星X地球到達まであと5日と迫っていた。
捨て身の攻撃にもほどがあるが、地球とぶつかってバラバラになった惑星Xが地球と同じ環境になってそこに移住するという作戦らしい。
一方地球人には「反引力装置」という秘密兵器があって、惑星Xを宇宙に弾き返そうとするが、前回怪獣に半分壊されて修理中。修理が間に合わないと地球は粉々なのだ。もう一刻の猶予もない。
インベーダーが反引力装置の修理を妨害してくることは間違いない。御手洗博士はSGMにパトロールを命じる。
ジャンボフェニックスで出動するSGM。
御手洗博士は鏡京太郎と娘の朝子には東京都内のパトロールを命じる。
徒歩で出かける京太郎と朝子。
何も知らされていない都民は普通に繁華街とか歩いてる。
見晴らしのいいビルから景色を眺めてパトロールする京太郎朝子。「人間はみんなこの美しい地球で平和に暮らす権利を持っているんだ」とか、都会の暮らしに疲れて田舎に移住して好きなことだけを仕事にして生きていく人みたいなふんわかしたことを語り合う京太郎朝子。
そこに現れる5人のインベーダー。朝子を連れ去ろうとするが京太郎に阻止される。5人は飛来した円盤からの緑の光線を浴びて怪獣化。ビルを破壊し始める。大ピンチ京太郎朝子。
ミラーマンって、劇中で怪獣の名前とかあまり出ない(ナレーターは怪獣の名前を知ってる)んだけど、『円谷プロ全怪獣図鑑』によると、この怪獣の名前は「デッドキング 」。直訳すると「死んでる王」。身長52メートル、体重5,500トン。

 


京太郎はミラーマンに変身しようと男子トイレに。
追う朝子。
「来てはいけない!こっから出るんだ!」男子トイレの洗面台前でもみ合う朝子京太郎。
朝子をトイレから追い出し、ミラーマンに変身する京太郎。
朝子がもう一度男子トイレを覗くと、そこにはもう京太郎の姿はなく、ビルの外にミラーマン登場!
「京太郎さん、あなたは…」
ミラーマンとデッドキングの激闘!がんばれミラーマン!負けるなミラーマン!キックを使え!目だ!目玉を蹴りつぶせ!
形勢が不利と見るや地中に逃げ込むデッドキング。
ふらふらになって朝子の元に帰る京太郎。
ビルの階段の途中で放心したように中に目をやりたたずむ朝子。
「朝子さん」
京太郎の声に振り向きもしない朝子。
「私、見てしまったの。ミラーマンは、あなただったのね」
声もない京太郎。朝子は宙を見たまま続ける。
「京太郎さんが、ミラーマンだったのね」
泣き出す京太郎。朝子の目にも涙が。
二人ともそんなにショックなのだ。決して知られてはいけない秘密だったのだ。なぜかはよくわかんないけど。
デッドキングとの闘いで受けた体の傷と、秘密がバレた精神的ショックで意識を失う京太郎。叫ぶ朝子。接近する惑星X。飛び回るジャンボフェニックス。地球を襲う異常気象。地球最後の日まであとふつか。すでに空には惑星Xの真っ赤な姿が肉眼でも見えるくらいになっていた。
絶望する人々。真っ赤な空をバックに人々に呼びかける御手洗博士。
「全世界の人々よ、動揺してはいけない、理性を失ってはいけない。どうか頑張ってくれ!頑張ってくれ!」(感動的だけど長いので抜粋)
鳴り響く鐘の音。落ち着く人々。
そして地球最後の日がやってきた。
あと3時間余りで惑星Xが地球に衝突する。
その時、SGMに一本の電話。
反引力装置の修理が完了したのだ。喜びに沸くSGM基地。しかしその知らせを追うように、反引力基地に2頭の怪獣が接近しているとの報告が入る。怪獣は1頭2頭と数えるのだ!

(ここでコマーシャル)

 


接近してくるのはデッドキングとエレキザウルス。
怪獣の進行をジャンボフェニックスが阻止しようとするが、インベーダーの円盤に妨害されままならない。
やきもきするSGM司令室。
そこへやや回復した京太郎が。事情を察した京太郎が部屋を出る。ミラーマンとなって闘うつもりなのだ。止める朝子。変身させまいと鏡の前に立つ朝子。

「行かないで京太郎さん。お願い!」
「どくんだ。どけ!」
ビシィッ!!
朝子の頬に京太郎のビンタいっぱつ。
「朝子さん、僕は地球の危機を救う使命を持ってこの世に生まれたミラーマンなんだ。
僕の命は初めからこの地球に捧げられているんだ」
父の形見のペンダントを取り出し見つめる京太郎。
「朝子さん、僕は行くよ」
「京太郎さん」
最後の変身。
京太郎が変身した鏡にすがって泣きじゃくる朝子。

反引力装置基地に現れたミラーマン。
ホッとするジャンボフェニックスの人たち。
ミラーマンと共闘して2匹の、じゃなかった2頭の怪獣と闘う。
最後はミラーナイフ、シルバークロスの二連発をデッドキングに叩き込むが、ミラーマンも力尽きて倒れこむ。その上に倒れたデッドキングが大爆発。
爆発の後にはミラーマンの姿も京太郎の姿もなかった。
作動する反引力装置。惑星Xに発射!ほとばしるビーム!大爆発する惑星X。反引力装置とは強力なビーム兵器だったのだ!

鳴り響く鐘の音。喜ぶ地球人類。生まれるひよこ。御手洗博士に支えられて原っぱを歩く京太郎。
京太郎は生きていたのだ。これで普通の地球人として生きていける。
「さぁ、帰ろう。朝子が心配している」
だがその時。
「待て、京太郎」
原っぱに声が響いた。
「お父さん!」
ミラーマンそっくりのミラーマンの父が空いっぱいに現れた。ミラーマンは父親似だということがよく分かるシーン。
「京太郎、お前にはまだ他にやるべき仕事があるぞ」
「どんな仕事です」
お父さんが言うには、ミラーマンの故郷である二次元の国はインベーダーに破壊されたままになっているので、その国を再建してくれ、御手洗博士お願いします、と。
「わかりました。喜んでお返しします。京太郎君、しっかりやるんだぞ」
どんどん話を進める御手洗博士。もう朝子のことは忘れてる。

夕焼けの海。
岩場に立ち夕焼けを見つめている朝子。
後ろからそっと近づき朝子の両目を隠す京太郎。
「京太郎さん。京太郎さんなのね。無事だったのね」
京太郎に抱きつく朝子。
「さよならを言いに来たんだ。君のことは永遠に忘れないよ」
朝子の額にキスをする京太郎。
父の形見のペンダントを首からはずし、空に投げあげる。
夕焼け空にミラースパーク!!
このペンダントで変身したらもう人間の世界には戻れないのだ(さっき調べた)。
「きょうたろうさぁぁぁぁん」
「さよなら、京太郎君」
いつの間にか後ろに忍び寄っていた御手洗博士、そしてSGMの隊員たち。
なぜか足元に落ちている形見のペンダントを拾う朝子。
「さようなら」を連発するナレーター。そしてなぜか子供たちの声。
「さよーならーミラーマーンさよーならー」

これでおしまい。エンディングの歌へ。

初放送が1971年なので、私が9歳の時ですね。ミラーマン好きだったなぁ。好きだったんだけど、途中から使われたエンディングがなんか寂しい感じの歌で、放送が日曜日の夜だったので「明日は学校かぁ感」とこの歌の相乗効果で気分が沈んだのを覚えてます。今でもこの歌聴くとそんな気分になっちゃう(あ、きょう日曜じゃん。あしたは会社かぁ…)。
あとシルバー仮面が裏番組だったはずだけど、シルバー仮面も観てたような記憶があるんですよねぇ。どうしてだろ?
というわけで。
ミラーマン最終回こんなでした。次回までごきげんよう、さようなら!

*特撮最終回シリーズ:
第1回『超人バロム1』
第2回『ロボット刑事』
第3回『マグマ大使』
第4回『ミラーマン』
ミラーマンのオマケ


kiridasioto