来週は娘の高校の文化祭。という絶妙のタイミングで映画『悪の教典』を観たら

歳のせいでしょうか。土曜日は妙に早起きしてしまいます。朝の5時過ぎとか。
時間に余裕があるのでNetflixで『スタートレック ヴォイジャー』か、amazonプライムビデオで『エージェントオブシールド』でも観ようかと思ったのですが、なぜか、何かに誘われるようにこれを観はじめてしまいました。
これ。

『悪の教典』




こういうタイトルの本があることも、それを原作として映画が作られたことも知っていましたが、私が知っていたのはそれだけで、どんな内容なのか、映画に誰が出ているのかも知りませんでした。
本当に、「なんか悪いんだろうなぁ」くらいで、フィクションかどうかも定かでなく、ひょっとしたら「悪いことのやり方」がずらずら辞典のように書いてある本なのかな、とも思ったりしてました。人間を一撃で殺す方法とか、痕跡の残らない毒の作り方とか、盗んだバイクの処分の仕方とか、DVDの違法コピーとか。

そんなでしたので、途中まで誰が「悪」なのかもわからないまま観ていて、だんだんなんだこいつ変なやつ、と思っていたらそいつがいちばんの「悪」でした。
ただ、「そいつ」の「悪」が最大級の「悪」なんですが、他にもサイズ違いの「悪」がたくさん出てきて、小さめの「悪」は大きな「悪」に利用されてみな悲惨なことになっちゃいます。観ていて、「悪いことはしちゃいけないな、まじめにコツコツ生きよう」と思いました。
amazonプライムビデオの作品解説には誰が「悪」なのかはっきり書いてありましたが、私はそれを読んでいなかったので、映画の中でそれが明らかになるまでいろいろ想像して楽しめました。やはり映画は何も知らずに観るのがベストですね。

二時間あまりの映画ですが、真ん中くらいで「これクライマックスじゃね?」というような状態になります。この後一時間どうなるんだろ?と思っていたらもう大変なことになっていきました。
男女共学の高校が舞台でずっと進行していきますが、クライマックスは文化祭の前夜。
もうなんていうんだろ。血の海でした。前半サスペンス、後半スプラッター、最後はホラーで締めました、みたいな映画でした。
奇しくも来週は娘の高校の文化祭。こんなことが起きないように関係者にはご尽力いただきたいと思います。本気の不審者に刺又は役に立たないということはこの映画を観れば明らかです。

原作も読みたくなりました。っていうか原作を先に読めばよかった。文庫本で上下二冊なので、もっと深くて怖いのではないでしょうか。これからは「ピンときたら原作先に」でいこうと思います。


 貴志祐介『悪の教典』

伊藤英明主演の映画もドラマも観たことなかったけど、不自然な感じのキャラクター、良かったです。演技なのかそもそも地が不自然なのか判別つきませんが。他にも何か観てみようかな、伊藤英明作品。
あ。
こんなところに。

伊藤英明主演の映画があるぞ。しかも『悪の教典』と同じ三池崇史監督だ。
なになに?テ?テラ?『テラフォーマーズ』?
どんな映画だ?
いやいや映画は何も知らずに観るのがベスト。「Netflixで今すぐ見る」をクリック!

(あ、原作先に、だ。ってまぁいいか)


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