二次元コンプレックスものかと思ったら『キャリー』だった。アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第26話「蠱惑!麗しの画皮」を観たら

この子中学生かな?男女関係に厳格な母親に育てられたユウナちゃん。母親はユウナちゃんが学校で水着になることを禁じ、友達関係にも口を挟んできます。男子の気を惹いて彼氏ができてユウナちゃんが自分から離れていくのを病的に恐れているのです。
夫に裏切られ(たらしい)、ユウナだけが心の支えの母親は異常な潔癖さでユウナを束縛します。
もうこれ『キャリー』ですね。シシー・スペイセク主演の。

抑圧されて成長したユウナがある日特殊能力を爆発させて同級生をぶっ殺しまくる展開かとワクワク観ていましたが、日曜の朝からそんなことにはならず。
夜泣きじじいが落とした巻物の絵から現れた美形妖怪画皮と恋に落ちます。
一方その頃母親は駅のホームで口説いてきた男ワタナベと恋に落ちます。なんだこの展開。
頭のおかしい親子に振り回される鬼太郎たち。
それでも妖怪画皮は悪い奴っぽいので退治します。
最後はホントぶっ飛ばしてやりたいようなどこかで絶対聞いたことのある親子の臭い会話で終わりました。だいじょぶかおい。
今回は絵もへたっぴで、あんまり面白くなかったや。私の『日本妖怪大全』には「画皮」とか載ってないし。本当にいるのかこんな妖怪。本当にはいないか。

鬼太郎が面白くなかったので映画『キャリー』の思い出話をすると(ブライアン・デ・パルマ監督のね)、あの映画、ラストでびっくり仰天なのは当然として、私にはもうひとつ忘れられない場面があるんです。
テレビ放送の吹き替え版で観ていたのですが、キャリーが能力に目覚めかけるあたりのシーンで、自転車に乗ったガキがキャリーに「バーカーバーカーキャリーのバーカー」と言った瞬間にガシャーンって派手に転ぶんですね、こう、すべり込むような感じでもう見事に。
その転びっぷりと吹き替えのセリフが目と耳に焼き付いていて、『キャリー』というと、ラストより、血をぶっかけられて悪魔のような形相になる場面より先にこっちを思い出します。

というわけで次回!お待ちかね(か?)「西洋妖怪編」がスタート!全然ワクワクしてない自分がここにいます。全国のちびっ子はお楽しみに!強敵西洋妖怪たちと派手なバトルが始まるよ!
第27話予告動画→第27話「襲来!バックベアード軍団」予告

ではまた来週!ごきげんようさようなら!
あー『キャリー』観たくなっちゃったなぁ。

 


blinktasu

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