ある日。
amazonプライムビデオで、『デッドマックス / 憎しみのサンダー・ロード』ってタイトルの映画を見つけて、Facebookに「なんか気になるんだけど」とポストしたら「それはミル・ガブソン主演だ」とか「ガブソンは『ウーサル・リエポン』にも出てた」だの、フェイクの疑いのあるやり取りになったので、真実追求のために観たよ、『デッドマックス / 憎しみのサンダー・ロード』

 

低予算映画に突っ込み入れるのは野暮だと思うが、なんていうか、廃品回収で集まっちゃった物で作ったような小道具、役者に3,000円ずつ渡してドンキで買ってきた材料で作らせたような衣装、思いつきの単語を並べた(帝国とかキングとか)世界観とストーリー(父を殺したキングに復讐する主人公とか)。安い安い。
核戦争後の世界に生きる主人公は右腕がサイボーグになってる。
荒野、岩地、砂漠、なんか草が生えてる原っぱ、海岸と、ずっと屋外。街どころか一軒の家も出てこない。さすが核戦争後。

そんな世界で出会った主人公と女戦士がそれぞれの目的のために旅をする、って話だが。
10分くらい過ぎたところで主人公が名乗る

「俺はソルだ」

おい。
マックスじゃないのかよ。

じゃマックスどこだよ。『デッドマックス』だから死んでんのか?死んでいるので出られませんか?
まぁいいや。「マックス大活躍映画」とは誰も言ってないもんな。

旅をする二人の前に変な奴が順番に現れてそれを殺したり殺さなかったり、しばらくその繰り返し。
変な奴っていうのがノマド帝国とやらの追手だったり、頭の悪い二人組の魔法戦士だったり(なんだそりゃ?)、なぜだか踊る少女だったりするがそいつらの衣装がドンキで3,000円で買った材料で作った(ような)妙なものばかり。安っぽいゴーグル、安っぽい迷彩服、安っぽいなんかマスク、毛布にヒモをつけたような魔法のマント。やる気のない奴はジーパンに上半身裸。
そんな中、一番やる気を見せていたのはこいつ。でかい武器も持ってる。


ジェロニモンと闘った後のゲルショッカーの大幹部みたいだが、きっと3,000円じゃ足りなくて自腹切ってるな、こいつだけは。裸にジーパンのやつはお金ちょろまかしてんな。

「ホントっすよぉ、これだけで3,000円っすよぉ」
「嘘つけそんなのきゅうひゃくはちじゅうえんだろ。なら領収書見せてみろよ」
「もらってないんっすよぉ、忘れちまったですよぉ」
「バカテメ、どうすんだよ。経費落とせねぇじゃねぇか」

みたいなやり取りがあったことでしょう。

などと言ってる間に映画も終盤。

一応あっと驚く(?)この世界の謎解きも(セリフだけで)あったりして、映画は終わりました。主人公がジンギスカン鍋みたいのを被る被らないでもめてたみたいですが、あんなの被りたくないよな。

なんて言ってますが、終わってみると、設定にそれなりの工夫もあったりして、いわゆる核戦争後設定の低予算映画にありがちな「裏山で戦争ごっこ」だけのものよりはちょっぴり出来が良かったかな。ちょっぴりだけね。
だけど出るやつ出るやつみんなバカだったな。戦闘中にすぐ敵に背をむけてやられちゃうし(主人公も)。
核戦争で学校もなくなってるだろうからみんなバカでもしょうがないか。そういうとこリアルに作ってんのかな?義務教育を怠るとこんなバカになっちゃうよ、みたいな教訓を込めて。

というわけで時間の無駄でした。
時間の無駄は承知の上だったからいいんだけど、これを観たおかげで、amazonプライムビデオは私に、『ナイトメア・ビーストと迷宮のダンジョン』だの『猿の帝国 女囚戦記』だのといったインチキハイブリットタイトルの映画をせっせと紹介してくるようになっちゃいました。
妙なカテゴリでロックオンしないでくれ。観ねーよそんなクズ映画ども。

え?

あれ?

ビッグフットVSゾンビ』?

闘うの?ビッグフットとゾンビが?
えー!
どっちが強いんだろー。
ビッグフットとゾンビかー。そーかー。
ゾンビは脳を破壊しないと死なないからな。ビッグフットがそこに気づけるかどうかだね。足がでかいだけだからなぁ、ビッグフット。やられちゃうかもな。
でも、ビッグフットがゾンビ化したらこりゃ厄介だぞ。
どーなる『ビッグフットVSゾンビ

 

だから観ないって。


blinksaba