立て!特撮最終回#9『ジャイアントロボ』

特撮最終回

はい。米領サモアで大人気(のような気がする)“シリーズ特撮最終回” も、回を重ねてついに第9回となりました。次回は第10回。夢のふたけた。
そこで、ふたけた目前記念の今回は、私の大好きな『ジャイアントロボ』。

私がジャイアントロボを好きだということはつい先日も子供時代のエピソードをまじえて書いたりなんかしてます。(こちら→ 日々棒組み769 ダモチャのおもひでロボロボ
ちょっと話がそれてる感じもしますが、隙があれば「ジャイアントロボが好きだ」と言いたいわけです。

『ジャイアントロボ』は、初放映が昭和42年10月から43年4月までなので、昭和37年生まれの私が5歳の時ですね。ただ、私が生まれ育った静岡県での放送時期は多少ずれてるかもしれません。

『ジャイアントロボ』最終回 第26話「ギロチン最後の日」

 

「地球全土は全く平穏無事な日々が続いていた」というナレーションから最終回は始まります。
世界は平穏でしたが、世界の平和を守るユニコーン機関の人々は、ギロチン帝王との最後の決戦の日が近づいていることを予感して緊張していたのでした。

不安を拭えない草間大作少年(コードネームU7)と南十郎(コードネームU3)は、ユニコーンの旗がはためくビルの屋上からふたりで平和そのものの東京の街を見下ろすのでした。そこへ現れる東支部長(コードネームU1)。ふたりといっしょに黙って東京の街をしばらく見渡し、黙って司令室へ戻っていくのでした。
そこではユニコーンの隊員たちがBF団の動向をつかむべく、必死の探知活動を行なっています。
すると、ユニコーンのアイドル、丸顔がかわいいマリーちゃんが怪電波をキャッチします。
大作少年と南隊員に電波探知車での偵察を命じる東支部長はカルロス・ゴーンを5倍薄めたような風貌だな、とちょっと思った。

指パッチンみたいなポーズで出動するふたり。1962年型のトヨペットクラウンの屋根にくるくる回る目立つアンテナをおっ立てた電波探知者で怪電波の発信源に向かいます。
やがて発信源の廃校だか廃工場だか廃病院だか、とにかく薄気味悪い建物にたどりつきますが、そこにあったのは発信機だけ。ダミーだったのです。BF団の本部とかそういうのではありませんでした。

「しかし、なんでBF団はこんなものを?」
訝しむふたりでしたが、それ以上手がかりもなく、建物を後にしようと外に出たところを隠れていた狙撃手に大作少年が撃たれてしまいます。
倒れる大作少年。
撃ったのはBF団の構成員、テロマンだったのです。
テロマン…。
あわてる南隊員(おっちょこちょい)。泣き叫ぶマリーちゃん(丸顔)、「しまった」と悔やむ東支部長(和製カルロス・ゴーン)。


ギロチン帝王に大作狙撃成功を報告するテロマン。しかし、大作死亡の証拠がない限り狙撃が成功したとは言えない、お前の仕事はまだ終わってないと突っぱねるギロチン。
ギロチンの言う通り、大作少年は生きていて、病院に収容されていたのだ。
あっという間に大作のいる病院を見つけあっという間に潜入するテロマン。
なかなか優秀なやつだと見ていたら、ベッドで毛布をかぶって寝ている大作少年(らしいふくらみ)に、確認もせず銃弾を撃ち込み逃亡。

用意していた車で夜道をサングラスにくわえタバコで逃走。
しかしその車のトランクにはユニコーン特製の防弾チョッキのおかげで狙撃にも無傷だった大作少年が潜んでいた。BF団の本部を突き止めるための作戦だったのだ!
トランクから作戦進行を通信する大作少年。
作戦を知らされていなかったためぷんすか怒るマリーちゃん(ぽっちゃり)、にやにや笑う南隊員(のんき者)、「油断はできんぞ」と喝を入れるゴーン(保釈申請却下)。
しかしその通信はすべてギロチン帝王に傍受されていたのだ。

大作少年が潜む車に怪獣ガンモンスをさし向けるギロチン。あわてるテロマンにギロチンは冷たく言い放った。
「まぬけ。きさまもU7といっしょに死ね!」

ガンモンスの超能力で宙に浮き上がる車。トランクのフタが開かずに焦る大作少年だったがふと気づいてジャイアントロボを呼び出す。
「ジャイアントロボ!助けに来てくれ!」

車がガンモンスに吸い込まれる寸前、ロボが到着し車をキャッチ。あわてたテロマンはあわてすぎて自分で車のドアを開けて地上に転落してしまった。かわいそうなテロマン。よく見たら小林稔侍だった。
ガンモンスとロボの対決。
「ロボ!ガンモンスをやっつけろ!」
あいまいな命令にも対応できる優秀なAIを搭載したジャイアントロボ。アレクサとはえらい違いだ。
ロボのメガトンパンチの連発で、ガンモンスは赤い煙を吐き、最後には爆発して果てた。
そこへ現れたギロチン帝王の宇宙船。追うジャイアントロボ。今度は空中戦だ。
やがて宇宙船はBF団の本部へ。ギロチンも最後の決戦をしかけていたのだ。
そこへ現れた怪獣アイスラーとイカゲラス。
「ロボ!怪獣どもをやっつけろ!」

ロボが怪獣と戦っている隙にBF団の本部突入を図るユニコーン。マリーちゃんもヘルメットをかぶって出動だ。

「支部長!怪獣はロボがやっつけました」
報告する大作少年。え?いつ?まぁいいや。
すると突然BF団本部が潜む山が崩れ出し、中からギロチン帝王の宇宙船が現れた。さっきまで飛び回っていたのに。

しかしロボの攻撃で宇宙船は大爆発。
「やった!」「ギロチン帝王の最後よ」
喜びに沸くユニコーン隊員たち。しかし。そこに響き渡るギロチン帝王の笑い声。
「ンハッハッハッハ!愚かな地球人どもよ、お前たちこそ最後の日なのだ」
姿をあらわす巨大化したギロチン帝王。
「ギロチン帝王だ!ロボ!やれ!やるんだ!」
相変わらずあいまいな指示。草間大作、上司にはなってほしくないタイプである。
しかしロボは停止したまま動かない。ロボ!どうしたんだ!?あいまいな指示に嫌気がさしたのか?

いや、そうではなかった。
ギロチンが笑う。
「今までの戦いでジャイアントロボの原子力はもう一滴も無いのだ!」
そうか!そうだったのか!原子力は一滴二滴と数えるのか!
手にした杖でジャイアントロボの胸をガンガンと叩くギロチン帝王。ロボは停止したままだ。

「ロボがいなくてもたかが宇宙人だ、やるぞ!」
攻撃命令を下す東支部長。
殺る気満々のユニコーンたちを見てギロチンが言った。
「わしを撃ってみろ。わしの体は原子力エネルギーのかたまりだ。わしの体が爆発したら地球は木っ端微塵になってしまうぞ!」
なんとギロチンも一滴二滴で動いていたのだ!

にわかには信じられない東支部長たち。しかし。
「これを見るがいい」
ギロチンが自分の爪の先をもいで投げつけると、その爆発で山がひとつ消え去った。
脅しではないことを知り、手を出せないユニコーンたちはBF団に武装解除されてしまう。

武器とともにロボの操縦装置である腕時計も奪われそうになったその時、ロボの、ジャイアントロボの眼が再び輝いた!大作が何かに気づいて叫ぶ。
「あ、そうだ!ロボには万一の時に備えて新しく補助エネルギーが装備されていたんだ!それが今動き出したんだ!」
ロボはよみがえった。しかし。ギロチンを攻撃しては地球が危ない。
ギロチンと闘い始めるジャイアントロボ。一滴二滴VS 一滴二滴。危ないったらありゃしない。

「やめろ!ロボ!やめるんだ!地球が危ないんだ!」
大作少年の命令もきかず闘い続けるジャイアントロボ。
「ロボ!言うことを聞くんだ!ロボ!」
ギロチン帝王を抱きかかえ、ロケットで飛び立つジャイアントロボ。テーマ曲の口笛とともに宇宙まで飛び出したジャイアントロボとギロチン帝王。

「ロボ!どこへ行くんだ!」
たぶんもう見えないけど呼び続ける大作少年。
「帰って来い!ロボ!ロボのバカ!何をするんだ、死ぬぞ!」
錯乱する大作の後ろでマリーちゃんがつぶやく。
「ロボ…」

ギロチンを抱きかかえたまま飛び続けるロボ。
やがて赤く燃える天体がロボとギロの前に現れる。
「ロボ!僕の命令をどうしてきけないんだ!」

大作よ、もうお前の声はロボには届かない。

赤い天体と激突するロボギロ。そして大爆発。

「支部長、今の光は…」
「ギロチン帝王の最期だ。そして…」
「ジャイアントロボ~!」
大作少年の悲痛な叫びがこだまする。
頬を涙でぬらしたマリーちゃんがつぶやく。
「ロボは、ロボは、自分を犠牲にして、地球を救ったのよ」

ロボが消えた空に向かって敬礼する東支部長以下ユニコーン隊員たち。

ナレーション:
「地球に平和がよみがえり、ギロチン帝王は滅びた。そしてジャイアントロボは人々の目の前から消えた。だがしかし、再びこの地球に危機が訪れる時、我らのジャイアントロボは、どこからともなく飛んできてくれるかもしれない。さよならジャイアントロボ。さようなら!」

というわけで、何を根拠にジャイアントロボがどこからともなく飛んでくるとか言ってんだ?というナレーションが入って『ジャイアントロボ』全26話は幕を閉じます。
核兵器による抑止力、機械(AI)の自己犠牲の可能性、マリーちゃんベルトの位置高すぎ、と、さまざまな “気づき” にあふれたジャイアントロボ最終回でした。

次回は第10回の記念大会。いつになるかわかりませんが、その時またお会いしましょう。ごきげんようさようなら!

→[特撮最終回総目次]

 


blinkpanda


コメント

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