544 宝くじはやめて本を買おう

私の金銭感覚は小学5年生くらいに止まってそれっきりなので、千円以上のものはみんな「高いもの」に分類される。
大人になったんだからそんなんじゃいけないと思い、大金持ちになれば千円以上が三万円以上くらいにはなるんじゃないかと宝くじをせっせと買っていたがちっとも当たらないので買うのをやめた。
考えてみれば宝くじを買うときは二千円とか三千円とか買ってるわけだからそもそも矛盾した話である。でも「当たれば大金持ち」って要素が「高い」という感覚を希釈していたんだと思う。もう買わないからどうでもいいけどさ。

そして。宝くじを買わなくなったおかげで二千円もしくは三千円という豊富な資金が行き場を失い、私の財布の中でダブつくことになった。
どうしようこんな大金。
そうだ。本だよ。本を買えばいいじゃない。二千円もしくは三千円。今まで我慢していた本もこれで買えるぞ。

今月からそういうことになって、買ったのが、最近ウェブサイトのリニューアルのために勉強しているWordPressのための参考書、2冊で約3,600円。私のフジヤマシノビ名義の投稿が掲載された「特撮秘宝」1,500円。
そしてきょう本屋で見つけて書名も作者も初見だけど資金豊富で気が大きくなっているのでなんか買っちゃったのがハヤカワ・SF・シリーズ「紙の動物園」1,900円。
いきなり予算オーバーになってますがいいんです。そもそもの目的、「大人の金銭感覚に矯正する」に沿ってるから。
宝くじに当たってもう少し大人感覚になりたい気もするが、でもほら、本も「当たり」があるからさ。

ちょっぴり上手いこと言ったね。

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