日々棒組み869 良い土曜日悪い土曜日最高の土曜日

一年で一番忙しい日々もなんとか乗り越え。
休んでもいい土曜日がやってきました。

もうほんとさー、日曜日しか休めないお仕事ってなんだよ。昭和ひと桁かよ。
国民の休日も出勤ってなんだよ。非国民かよ。『はだしのゲン』とかで割烹着にタスキかけたババァどもにいじめられるキャラかよ。

などとやさぐれていた日々も終わり、普通国民並に休めるようになりました。
本当は冬の間は出勤土曜日があるのですが、私はそんなに忙しくないので有給休暇大作戦です。

というわけで、働かなければいけない「悪い土曜日」を乗り越えて、働かなくてもいい「普通の土曜日」を過ごせる身分になりましたがさらに。
今週は「最高の土曜日」がやってきました。

なんでしょう?「最高の土曜日」。“What is Best Saturday?”それは。
孫が遊びに来る土曜日。
今週がそのベストオブサタデイオブジイヤーでした。

こんなこともあろうかとかねて準備のチャイルドシート装備の日産ノートe-POWERでおばあちゃんがレイクタウン駅までお迎えに。
そしてとうとう我が家にやって来ました孫オブジイヤーのミチルさん。
なんでしょう、会うたびにコロコロ丸くなっていくこの可愛さ。
私の顔を見ると再会のうれしさのあまり号泣してしまいました。かわいい。
「なんでいままであそびにきてくれなかったの?」と、ちょっとにらんでます。かわいい。
家に入ってもしばらくはおじいちゃんの家に来られてのうれし泣きが続きました。かわいい。

そんなミチルさんでしたが、そんな気持ちのたかぶりも徐々に鎮まり無表情に。かわいい。

あ、そうそう。
ミチルさんのお父さんとお母さんも一緒にやって来ました。

まぁでもほら、赤ちゃんてなんか触りたくなるじゃないですか、ほっぺとか足とか。
赤ちゃんに自分の指とか握らせたくなるじゃないですか。
そういうの他人の赤ちゃんにはできないけど自分の孫だとやり放題なんですよ。相手の都合や機嫌の様子は見ながらだけど、自分の孫だとかなりやり放題なんですよ。
いやぁ、楽しい。
孫楽しい。

だがしかし。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
午後になり、時が経ち、「ああ。もうすぐ帰っちゃうんだなぁ、孫」と、たそがれた気分になっていたら、なんだかあっちの方から「泊まってっちゃおうか」と相談する若夫婦のお声が。
「俺はどっちでもいいよ」「私もどっちでもいいよ」
とかいうやりとりが聞こえてきます。
「どっちでも良くないよ!」と言いたい気持ちを抑え、平静を装って聞いていると無事「泊まってく」という結論に。
「最高の土曜日」が「最高の土日」にグレードアップしたのでした。

久しぶりに風呂上がりのほかほか赤ちゃんを見て、みんなでおいしい晩御飯を食べて酒飲んで。最高に楽しい土曜日でした。

夜中にはショウヘーとサシ飲み。
昔いっしょに観に行った『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』の話をしたり、中島みゆきの「ファイト!」は泣いたけど「世情」は好きになれないと言うショウヘーに「この腐ったミカンめ!」と罵声を浴びせたりしているうちに午前3時。就寝することにしました。

そして日曜の朝。
朝から家に赤ちゃんがいる不思議。そして幸せ。
ミチルさんもすっかり慣れて、泣いたり無表情だったり泣いたり笑ったり無表情だったり眠ったり寝返りしそうでやっぱりできなかったり無表情だったりしてました。

でも楽しい幸せな時間はやっぱり終わってしまいます。悲しみが1日伸びただけでした。
ああ。
帰ってしまうんだ。ミチルさん。
若夫婦が帰り支度を始めます。
帰り支度を、始めます。
帰り支度を、

って荷物デけーなあんたら。登山客かよ。これにさらに生後5ヶ月ミチルさんもかよ。

というわけで、私が幕張まで車で送り届けることにしました。

なんでしょう。
赤ちゃんて信号とかで車が止まると泣くのね。
ショウヘーにもアヤにもそういうお年頃あったな。
あれってなんででしょう?
高速乗ったら泣かなくなって寝てしまいました。

そしてとうとう別れの時。
中島みゆきの「霧に走る」みたいに、「いっそこんな車壊れてしまえばいいのに」とまでは思いませんでしたが、いつの間にか起きていたミチルさんに(若夫婦にも)別れを告げ、越谷まで帰って来たのでした。たったひとりぼっちで。

こうして最高の土日を過ごさせてもらいましたが。
ほんのちょっぴりだけ残念だったのは。
ミチルさん、おじいちゃんよりおばあちゃんの方が好きみたいなんですね。
ほんのちょっぴりだけね。

ほんのちょっぴりだけ。

だよね?

ねぇ、ミチルちゃん、ほんのちょっぴりだけだよね⁉︎

blinktasu
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