日々棒組み733 人と関わるっていうのはさぁ、相手の人生をちょっぴりもらえるってことなんだよね、って今さら気づいた。遅すぎるけどでもまだ手おくれじゃない。なんでかっつーと、まだ生きてるから

人見知りなんだよね、俺。ものすごく。もうすぐ56歳になるんだけど、初対面の人とかうまくしゃべれない。息するタイミング忘れてぜぇぜぇしちゃう。そこそこ長いつきあいでもなかなか言いたいこと言えないそんな日々。でもなぜか35年近くのサラリーマン生活で33年の営業職。
人見知りの営業マン。
あえて苦手なことに挑んできた日々。
ムダな日々であったか。
わざわざ苦手な職種で過ごした日々はムダであったか。
自らに問う夏の夜。
答えは、

100じゃないけどゼロでもない

かな。
あたりまえの結論でした。
でしたが。
なんでこんなこと書いてるかっていうと、夕食の時、豚キムチをはさんで妻と娘がアニメの話で盛り上がってたのね(またアニメかよ)、お父さん置き去りで。
私はただただ聴いていたんだけど、双方の意見やら好みやら一致したり食い違ったり言い合ってて面白い。そのうち妥協して
「ま、わかる」
みたいなことになったりして。
それ聞いてて思ったんですね。
ああ。
人と関わると、その相手の人生がちょっぴりもらえるんだ。
ひとりだったら思いつかないことや出てこない言葉がそこに生まれるんだ。

人と関わるのって面倒でいやなことも多いけど、その人と関わらなかったら生まれなかった思考や言葉があるってことに今日初めて気づいたよ。これってものすごく貴重なことだってもうすぐ56歳でやっと気づいたよ。
まぁだからといって人見知りが解消するわけではないんだけどさ。

うまく話せなくて疲れちゃっても。
言いたいことが全部言えなくて「あーっ!」って思っても。
それでも。
マイナスだけじゃないと思うことにしよう。
プラスだけじゃないけどマイナスだけってこともない。プラマイどんなかはそんときしだい。あとでプラスが増えたり減ったりってこともある。急いで決算することない。毎日クソ暑いけどとりあえず今日も生き抜きました。そんくらいでいーや。


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