年忘れ映画劇場2020 その2『マッキントッシュの男』“The Mackintosh Man” を観たら

年末の映画といえばやっぱりアクションサスペンス。
というわけでこれを観ました。

マッキントッシュの男(字幕版)

なんでしょう、マッキントッシュ。
ネットで「マッキントッシュ」を検索すると、英国のアパレルのブランドがヒットします。
アイルランドの姓だそうです。人名ですね。でも原題は“The Mackintosh Man” 。
アイルランド魂のある男のことでしょうか。わかりません。

と思ったら普通に人の名前でした。でも主役のポール・ニューマンではなく、ポール・ニューマンの上司みたいな人でした。「チャーリーズエンジェル」のチャーリーみたいな人。
でも最初はどういう人でどういう関係かよくわかんないんですよね。
郵便で送られる高価なダイヤモンドを盗む相談とかして実行するんですが、でもそれ自体は主たる目的じゃないんことがだいぶ後になってわかります。
主人公がなぜそんなことをしているのかわからないままお話は進みます。こっちはなんだか置き去りにされた気分。

あっという間にダイヤを奪取、あっという間に逮捕、裁判、判決懲役20年、刑務所送り。
1時間40分くらいの映画ですが、ここまでで約20分。

私はいったい何を観ているんだろう。ポールの刑務所暮らし映画なのか?そういえばポールの刑務所暮らし映画あったなぁ、囚人俳優なのかポール・ニューマン。
とか考えながら観ていたら刑務所でゆで卵を食べるシーンが。『暴力脱獄』では刑務所でゆで卵大食いシーンがありましたね。ゆで卵俳優なのかポール・ニューマン。

すごく展開が早くて、いろんなことが起こるのですが、「置いてけぼり感」はずっと消えませんでした。
そして、真相が明らかになればなるほど地味になっていく不思議な映画でした。前半の方が派手なことがたくさん起きてました。
結末もなんか地味でした。
この事件はなんだったんだ?というような地味な結末。
これが大人のストーリーなのでしょうか。

私は未読ですが、デズモンド・バグリイの小説が原作で、調べたら文庫で380ページもあるんです。そりゃ端折らなきゃだけど、端折るとこ間違えてるような気もします。
ところどころ無茶な展開がありますが、原作を読んでいれば違和感ないのかもしれません。
原作読んだ人向けの作りってことなのかなぁ。

と思ってネットで映画好きな人の感想を読んだら、終盤は原作と全く違うそうです。

えーと。
そうですか。
なんでしょう。

まぁ、原作と全く違う映画もたくさんありますからね。
実写版『ドラゴンボール』とか。
実写版『進撃の巨人』とか(割と好き)。
『ドーベルマン刑事』とか(ずっと昔に深夜に放送されたの観た)。

あ、『ドーベルマン刑事』ってDVD出てるんだ。
買わないけどさ、観たから。
未見の方は話のタネにいかがですか?

ドーベルマン刑事 [DVD]

*ここんとこずっと似顔絵が上手く描けなくて凹んでます。アレの後遺症かもしれません。
罹ってないけどさ、アレには。

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