KindlePaperwhite購入時におまけでついてきたKindle Unlimited。「3ヶ月無料期間の終了が近づいてきたよ、もうすぐ課金が始まるよ」とiPhoneが教えてくれました。
でもいいんです。課金して利用し続けることにしたから。もう決めたから。
今回は、なぜ今までKindle Unlimitedを使わなかったのか?そしてなぜKindle Unlimitedに課金することにしたのか?というお話です。
今までKindle Unlimitedを使わなかった理由
そもそも「Kindle Unlimitedって何?」という人のために簡単に説明すると、Amazonの電子書籍であるKindleの中の対象書籍が定額月980円で読み放題(同時に利用できるのは20冊まで)のサブスクサービスのことです。
もうだいぶ前からあるサービスですが(調べたら2006年8月からでした)、私は登録していませんでした。「なんだかう〜ん」だったからです。
Kindle Unlimitedに登録しなかった大きな理由は、
・対象書籍に読みたいものがあまり無い
・Kindle Unlimitedの本を優先的に読むようになりそうなのがやだ
のふたつでした。
いわゆる「元が取れないのでは?」と「読書傾向が偏るのでは」という懸念です。
ただ、最近は「これ読みたいな」と思う書籍が対象になっていることが増えてきたように感じていて、そんなタイミングでKindle Paperwhiteを買うことになったので「Kindle Unlimited3ヶ月付き」を選び、利用を開始しました( →日々棒組み922 新型Kindle Paperwhiteが1日早くやって来てうれしいゾの巻)
もし使えなかったら課金される前に忘れず解除するよう、3ヶ月後に通知が来るようにiPhoneのカレンダーをセットして使用を開始しました。
Kindle Unlimitedに課金登録した理由
というわけで無料から利用開始したKindle Unlimitedですが、使い始めた瞬間に「これいいかも」となりました。
懸念その1「対象書籍に読みたいものがあまり無い」というのは誤解で、意外とありました。読みたいもの。
以前映画版を観て、原作も読みたいな、と思っていたデンマークのミステリーシリーズ『特捜部Q』全8作のうち第7作までが対象書籍になっており、速攻で全部借りました。
そうそう、この「読み放題」は、「借りる」という感じで、「同時に20冊借りた状態にしておける」というもので、20冊フルに借りている場合は、1冊返却してから新しい本を借りることになります。
このシステムで私が一番気になっていたのは、借りている状態の書籍がKindle Unlimitedの対象から外れたらどうなるのか?ということでした。
読んでいる途中で「対象から外れたのでもう読めません」ということになったらかなりガッカリですよね。ガッカリどころか椅子とか投げて暴れちゃう。
もしそんなシステムだったら利用価値無いな、と思っていたのですが、そんなことはなく、借りている本がKindle Unlimitedの対象から外れても返却するまでは読み続けられます。前述の『特捜部Q』シリーズは現在対象から外れていますが、今でも普通に読めてます(現在4作目『カルテ番号64』を読み始めたところ)。
懸念その2「Kindle Unlimitedの本を優先的に読むようになりそうなのがやだ」ですが、これはKindle Unlimited対象本とそうでないものを交互に読むようにしてみました。
すると、「本を読まなきゃ」という気持ちが強くなり、以前より読書が捗るようになりました。
紙の本なら現物があるから「これ読まなきゃ」という圧力がかかりますが、電子書籍はダウンロードしたら圧力が消えて、ライブラリの深いところに追いやられていくものも少なくありませんでした、
それが「読めば読むだけお得」という “Unlimited圧” のおかげで「読書欲」が高まり、ライブラリの底から掬い上げられるようになりました。
ただこの圧に身を任せることなく、意識的にKindle Unlimited対象本に偏らないようにする配慮は必要かな、と思います。
Kindle Unlimitedを薦める人薦めない人
というわけでKindle Unlimitedの課金登録をすることに決めた私ですが、このサービスは向く人と向かない人がいるな、と思いました。
漫画の新作をガッツリ読みたいというような人は期待はずれになるかもしれません。
私は漫画はあまり読まないので感覚に自信はないのですが、ちょっとマイナーな聞いたことない漫画や、「第1巻だけ対象」という漫画が多いように思いました。
ただ、懐かしい昔の漫画が対象になっていることも多く、私も何冊か読ませてもらいました。桑田次郎とか、日野日出志とか。
対象の雑誌もあるようですが、これも入れ替わりがあるようなので、お目当ての雑誌が対象になっていても、どこかで外れる可能性もあることは覚えていた方がいいかな、と思います。
いつも読書中の本があるような人は無料期間やキャンペーン価格が利用できる時にお試しするといいと思います。「本は紙に限る」というなら別ですが。
ただ、たくさん借りて無料期間中に読了できないと「これを読まずに終えるのはいかがなものか…」と悩むことになるかの知れないのでそこは要注意ですね。
私も『特捜部Q』シリーズの最新刊『アサドの祈り』は有料で普通に購入済みなので、そこまで読まないわけにはいかなくなってます。なんか「思う壺」ですかね。まぁ私にはいいサービスだと思うからいいのですが。
電子書籍大丈夫な読書好きな方にはお勧めします。
こんな本もKindle Unlimited対象になってました(2022年10月9日現在)。
いろいろ紆余曲折があった映画の曲折途中の小説版ですね。
もちろんダウンロードして順番待ちになってます。