ネタバレ全開か!オトーは月刊スターログと #41:1983年3月号

オトーは月刊スターログと

後ろばっかり見ていると前からやってきた何かにぶつかっちゃうよ。
はい。
スマホを見ながら駅のホームを歩くのはやめましょう。危険です。
でも過去の思い出に浸るのはいいですよ。だって僕らに未来なんて無いんだから。
というわけでおっさんの後ろ向き企画「オトーは月刊スターログと」第41回はこれ。

月刊スターログ日本版NO.53:1983年3月号 定価680円

表紙4

目次

今回は特別に表紙4の画像を掲載。
「「第2回国際SFアート大賞」受付期間あと53日」のお知らせになっています。でも「受付期間3/25(金)〜3/31(木)」って「期間」としては短いような。本文中の募集要項を見たら応募は郵送か持参になってました。持参かぁ。

巻頭ピンナップは両面『クラッシャージョウ』。劇場版アニメが公開直前だったんですね。
ジョウのIDカードの画像も載っていて、それによるとジョウの生年月日は2142年11月8日だそうです。

そのころキングとロメロで『クリープショウ』だった。

ジョージ・A・ロメロ監督、スティーブン・キング脚本の映画『クリープショウ』“CREEPSHOW” がカラーページで紹介されてます。キングとロメロの黄金コンビ。しかもキングは出演もしています。しかもしかもキングの息子のジョーも出演しています。家族ぐるみです。
キングの息子は「ジョー・キング」となってますが、後に作家になったジョー・ヒルらしいですね。


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そもそもはキングが少年時代に読みふけっていた恐怖コミック(ECコミック)の世界を映画で、という企画だそうです。
出版物としてのECコミックは怪奇、残酷、エロティシズムを売り物にしていましたが、“良識派”の圧力やコミックの倫理コードの制定などもあり、1955年頃にはほとんど姿を消してしまったのだそうです。
映画は5本のオムニバス形式で、「短編5本載ったコミックブック風の仕上がり」だそうです。
特殊メイクは『ゾンビ』『13日の金曜日』のトム・サビーニですが、この人も出演しているそうです。みんなで作って出て、なんだか楽しそう。

そのころディンギル帝国は地球を水びたしにしようとしていた

劇場映画『宇宙戦艦ヤマト 完結編』のニュースも載っています。この映画、だいぶ前にテレビ放送で見たような気がするんですが、ストーリーとか全く覚えてません。


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記事によると、

「時は西暦2203年。ディンギル帝国は、水没した自星に代わって地球に移住することを決め、水の惑星アクエリアスを地球に向けてワープ、地球を水びたしにしたうえで征服しようとする。もはやこの危機に対処できるのはヤマトだけ。甦った沖田艦長のもと、古代、雪らヤマトのクルーはディンギル帝国との戦闘に向かっていく。」

さらっと書いてますがいろいろ問い返したくなるストーリーです。星が水没っていうのはどういう状態なんでしょう?温暖化で陸地がなくなっちゃったんでしょうか?
水没した星の代わりに地球を侵略するのに「水びたし作戦」はおかしいような気がするんですがどうでしょう?
沖田艦長が甦ったのだけはうっすら覚えていますが、どうやって甦ったのかは覚えてません。クラッシャージョウの時代よりさらに50年くらい未来の話なので、医学がシンギュラリティなんでしょう。
しかし惑星をワープって、さすがヤマトだスケールでかい。
この記事が書かれた時点では、『宇宙戦艦ヤマト』はテレビシリーズ3本、TVスペシャル3本、劇場版3本が作られていて『完結編』は劇場版4本目になるそうです。
こういう記事読んでると全部通して観たくなるなぁ。後半苦行のようになりそうだけど。
この記事では「設定・総監督:松本零士」となっています。
なにやらいろいろもめたような話も聞いていますが、この後のことなんでしょうか。“完結” してからもめるなんて、さすがヤマトだわけわからん。
ちなみに『クラッシャージョウ』、『幻魔大戦』と同時期公開だったそうです。私は『ヤマト』だけ映画館で観てないなぁ。


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この『クラッシャージョウ』のDVD、輸入盤だけど、国内のプレイヤーで普通に観られるってレビューに書かれてますね。試しに買ってみようかなぁ。国内のソフトは高すぎますよねぇ。


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そのころ『スタートレックⅡ カーンの逆襲』はネタバレ全開だった

『スタートレックⅡ カーンの逆襲』が公開直前で、特集は19ページ使っての「スター・トレック大全集」。
1963年にジーン・ロッデンベリーがアイデアを思いついたところから始まって、アメリカでの製作、放送状況、日本での放送状況、アニメ『まんが宇宙大作戦』の不評ぶり、劇場版製作への道のりが紹介されています。
他にもキャラクター紹介、用語集、カーンが登場するテレビ版のエピソード紹介、SFX解説など、至れり尽くせり。
しかし。
至れすぎたのでしょうか?尽くせれすぎたのでしょうか?
中綴じのピンナップ片面全部使った『カーンの逆襲』のストーリー紹介では、お話全部、映画の幕あけから結末まで全部書いちゃってます。公開直前にとんだネタバレです。これ読むとスポックがなぜ、どうやって死んだのか全部わかっちゃいます。スポックの棺が惑星ジェネシスへ打ち込まれたことも書いてあります。
こんなに書いちゃってよかったんでしょうか?
昔は “ネタバレ”には寛容だったのかなぁ。そういうこと覚えてないや。


ネタバレピンナップ。ホントに全部書いてある。

そのころ『空の大怪獣ラドン』の美術に注目だった

池田憲章の連載「日本特撮秘史 国産SF映画復興のために」。この号は「『空の大怪獣ラドン』日本初のカラー怪獣映画の美術を探る」。


空の大怪獣 ラドン

『空の大怪獣ラドン』といえば炭鉱の坑道、炭鉱周囲の民家、都市(福岡)、火山などが舞台となりますが、それらの美術、場面の切り替えと色彩の関係などが詳しく語られています。
こういう質の良い解説を読むと映画を観たくなるものですが大丈夫。
今月(2019年3月)25日の深夜26時(26日の午前2時)、BS12(トゥエルビ)で『空の大怪獣ラドン』が放送されます(*1週間前の18日には『ゴジラ』(1954)も放送されますよ)。
暗い坑道から青空、緑の野山、青空と海、燃えさかる街の炎、山の緑、噴火のまばゆいばかりのオレンジ色と切り替わる色彩と美術に注目して、最後は空の大怪獣の生き様に涙しましょう。
BS12『空の大怪獣ラドン』紹介ページ

というわけで「オトーは月刊スターログと」第41回はこれでおしまい。
そして、手元のスターログがこれで尽きてしまいましたのでこのコーナーも今回で最終回となります。長い間おつきあいいただきありがとうございました。
皆様におかれましては、過去ばかり振り返ることなく、しっかりと現実、そして未来に目を向けて、大人として恥ずかしくない人生を送っていただきますようお願いいたします。
それでは。未来に向かってごきげんよう!さようなら!


(次の特撮最終回は何にしようかなぁ…)

スターログ発行順の目次はこちら→オトーは月刊スターログと[総目次]


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