なんか映画でも観ようかとアマプラを探っていたら、サムネイル動画に「めちゃくちゃ骨が弱くて叩くと折れる」というセリフがある映画があって、タイトルは『ミスター・ガラス』。
ははーん、ガラスのように骨が弱いってことだな、と骨折治療中の私はシンパシーを感じ、鑑賞することに。
でもこの鑑賞は間違っていたのです。
ちょっと危なそうなやつがわけ分かんないこと言ってる場面から始まり、音楽と文字の出方がカッコいいタイトルバックの後に迷惑ユーチューバーがフードの男に襲われるシーンが続きます。
M・ナイト・シャマラン監督なのできっと謎めいているのでしょう。『シックスセンス』くらいしか観たことないけど。
フードの男デヴィッド(ブルース・ウィリス)は何か目的があって街をうろついてますが何をしたいのかよくわかりません。すれ違う人とわざとぶつかったりしてます。こいつも危ないやつです。
で、わからないなりに面白く、これはなんだろうと引っ張られて観続けていると、20分を過ぎたあたりだったでしょうか、こんなセリフが出てきます。
「十何年も前の列車事故で唯一生き残ったの」
あれ?
どこかで聞いたことある話だぞ。
と思って動画の説明の最後(プルダウンしないと見えないとこ)まで読んだら「『アンブレイカブル』のその後を描く、衝撃のサスペンス・スリラー。」だって。
なんだよ。
観てないよ『アンブレイカブル』。
迂闊だった。
俺は迂闊だった。
でもさー。
だったらさー、『アンブレイカブル2』とかさー『アンブレイカブル/ミスター・ガラスの逆襲』とか『アンブレイカブル・オブ・ザ・デッド』とか続編だってわかるタイトルにしてほしいよねー。悪いのは俺なんだけど。
その後ミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)、デヴィッド、そして最初に出てきた危ないやつケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)の三者と、それぞれの理解者各一名の葛藤ドラマにちょっとしたサプライズもありの展開となり面白いのですが、こっちには「『アンブレイカブル』を観てない俺」という負い目があり、ちょっとしたセリフや場面でも前作を観ていれば何か深い意味があるんじゃないかと勘繰ってしまい、気が散って集中できませんでした。
全体に暗い映画なのですが(ブルース・ウィリスはずっと辛そうな顔してる)、最後の最後にちょっぴり希望があるような終わり方をしています。
『アンブレイカブル 新たなる希望』ってとこですかね。
もういいって。
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