そんなに言いたいことがあるなら本でも書けよ、と言いたなるくらいみんなよくしゃべる。
博士もミドリもキャシャーンもブライキングもルナもミッチーも西島秀俊も。
無口なのは宮迫とフレンダーくらい。あとナレーションの 納谷悟朗さんもあんまりしゃべらない。
で、不思議なのはみんな同じ「生きるとは？」みたいなテーマで語り続けることだ。初対面で殺し合いしながら生きる意味とか語り合ってる。
その場をしのいで生き延びようとすべきときにも、「人はなぜ傷つけあうんだ？」みたいな概論で悩んでる。考えすぎだぞキャシャーン、行動と思考のスケールを合わせろ、鉄の悪魔を叩いて砕け。
絵的にキメようキメようというのはすごく伝わってきて、かっこいい場面も多いんだけど、「キメよう」が過ぎるとちょっと滑稽だったりする。倒れたときのポーズがなんか不自然だったり、ルナが「なんでそっち見てんの？」って方を向いてたり。
滑稽といえば、デカい門みたいのがガーッて開いてブライキングが軍団引き連れて入ってきて、さぁ、すごい戦闘が始まるぞ、と思ったら演説始めちゃうのね、ブラキン。なんか笑っちゃったよ。
このシーンもだけど、なんか「前衛のお芝居かよ」ってシーンが多かったような気がする。前衛のお芝居なんか知らないけどさ。
白かったキャシャーンがどんどんきたなくなっていく（顔とかも）けど、あれも何かのメタファーなんだろうか？途中できれいになったりしたら「いつ風呂入ったんだよ」って突っ込むけどさ。
なんかバカにしてるような感想になっちゃったけど、実はそんなに嫌いじゃないこの映画。
ところどころ面白いシーンがあるし（ところどころかよ）。
出演: 伊勢谷友介, 麻生久美子, 寺尾聰, 樋口可南子
監督: 紀里谷和明
2004年公開の日本映画でした。
あの頃映画 松竹DVDコレクション CASSHERN
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今回は、タブレット端末（iPadmini）にダウンロードして通勤電車内で鑑賞しました。
大画面で見れば、セリフの多さより映像の力が増して、印象も大きく変わるかもしれません。タブレットだと見てるときに自分の顔が映ったりして気が散るしね。
なぜタブレットで『CASSHERN』を観たかというと、amazonプライムの無料体験中だからなのでした。
プライム会員なら音楽も動画も見放題。正確には「対象の音楽、動画なら見放題」だけどさ。
タブレットで観るのはなかなかつらいものがあるとわかったので、これも注文しました。
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テレビにつなげて観るやつ。今ならちょっとお安くなってます（たぶん12月25日まで）。
というわけでプライムの正規会員になる気満々の私。
次は実写『デビルマン』でも観るかな（何をしたいんだ俺）。
