614 年頭に我思ふ

みなさんあけましておめでとうございます。年越し銀歯村村長のオトーでございます。

どこかでちらっと書いたような気がしますが、昨年末、12月29 日にまたもや銀歯がとれてしまい、行きつけの歯医者に電話してもすでに年末の休みに入っているようで応答なし。
なすすべもなく大晦日、銀歯欠落のまま年越し蕎麦をいただき年を越し、元旦おせちをいただき、年賀状の返事を書き、お雑煮もいただき、例年であれば世界の平安を祈願していた初詣でも今年だけは「銀歯が取れないで一年すごせますように」とエゴ丸出しのお願いを自らに許した。

年末から年始、数々の屈辱に耐え、きょう1月4日、ようやく診療を開始したのんきな歯医者に出向き、治療。今回は型をとり直したので来週また行くことになる。あーあ。

そんなわけで、仮歯のままでこのブログ書いてます。
しかし、銀歯いっぽんとはいえ、部品が欠落したまま何日も過ごすのは落ち着かないものです。
銀歯が取れていることを思い出すたび、「喪失感」、「不完全感」、「俺はダメな男だ感」に襲われ、憂鬱になってしまいました。そうそう「また歯医者に行かなきゃ感」もたびたび襲ってきました。
そんな時は、「歯医者に行ったら待合室にある松本大洋の『ピンポン』のつづきを読もうね」と自分をはげましました。でもきょうは歯医者さん空いてて、『ピンポン』を手に取ることなく呼ばれてしまいました。ちっ。

こうして、銀歯いっぽんで、本来楽しいはずの年末年始も楽しさがちょっぴり割引きされてしまったのでした。
まぁ、いつだったか随分前、仕事納めの夜に酔っ払って足の小指の骨を折って年末年始どころか三ヶ月くらい台無しにしたのよりはよかったけどさ。
でもあの時ずーっと『ファイナルファンタジーⅦ』やってたっけなぁ。あれはあれで楽しかったなぁ。

そんな、(まだ仮歯のままの)私ですが、今年もよろしくお願いいたします。

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