1月15日金曜日。
毎度愉快な仲間の新年会。会場は日暮里の中華料理の店「金葉」。6時半現地集合。
私は会社の定時が6時なので、ちょっと遅れて行きますってことに。「7時には着けるかな」とLINEで連絡済み。
当日午後6時、ダッシュで退社。
いつもの集まりの時と同じように、刻々とみんなの現状がLINEで報告されていく。
店に着いてます。早くおいで〜。
二次会も日暮里?
今会社出たよ
待ってるよ〜
7時前に着けそうだったので、「早かったね」と言われた時の答えをシミュレーションしておく。
「十年ぶりに駆け込み乗車しちゃったよ」
「ずっと走り続けたよ。電車の中でもね」
どっちも嘘だけど。
順調に日暮里駅に着き、指定の北改札口を出て(北改札の「東口」なのね)、店の位置をつかんだところで思いついてLINEにポスト。
これで、
西日暮里じゃないよ!日暮里だよ!
という返信があったところで店に入って、
「うっそ〜ん」。
新年早々なんてクールな登場。
ところが。
いつまでたっても返信どころか「既読」にもならない。
ならないうちに店の前まで。
中から見えると台無しなので手前で止まってスマホの画面を注視。
変化なし。
なんだよ。
寒みーよ。いろんな意味で。
画面を見ながら店の手前を行ったり来たり。
なんだよお前ら。せめて「既読」になれよ。と歩いていたら、店の前の段差を踏み外した。
危うくまた捻挫するとこだったよ。ながらスマホはいけません。
いいよ。もう。お前らもういいよ。
寒いし馬鹿らしくなってきたので入店。
すでに二次会かよ、ってくらいにぎやかな一団がいると思ったらそいつらがあいつらだったよ。
何事もなかったようにあけましておめでとうして、帽子、手袋、マフラー、上着を脱いでいるとひとりがスマホを見ながら普通に言った。
「ああ、西日暮里から来たんだぁ」
いいえ。だとしたら時間とかへんでしょ?ねぇ、よく見てよ。
間違えたと思われるのもいやなので本当のことを白状したら、
「ふぅん、今見たよ。でさぁ、」
とすぐにその場の話題に復帰していた。
その後はいつものように愉快に飲んで、その一件も、その他いろいろなことも忘れるくらい大笑いして電車で帰れなくなっちゃいましたとさ。
新年早々空振りしたお話でした。
今年はずっとこうかなぁ〜。