たいていのことはスマートにこなす私だが、できないこともある。
ワインのコルク栓が開けられない。
いや、開けられるんだけど開いた時にはコルクが原型をとどめておらず、瓶の中ではコルク片がぷかぷかしてる。私はぜいぜいしてる、手のひら痛い。
飲むときはコルクがグラスに入らないように茶こしでコルク片を排除したりで、せっかくのワインも台無しだ。
T字型のオープナーでも、なんか両手を斜め下に出してるような形のあれでヒコヒコしても結果は同じ。
むしろなぜきれいに開けられるのかわからない。あんなもん。
ワインはもうスクリューキャップのしか飲まないと心に決めて、その信念に従って生きてきたが、先日。
友人に孫が生まれて、そのお祝いにと、amazonで選んでワインを贈ったのだが、それ以来せっせとamazonがワインを薦めてくる。
いやいやそんなに飲まなからワイン。コルクボロボロだし。
いやほんとにそんなに薦めないでくださいよ。どうせ私なんかコルボロだし。
いやいやいやいや。
というわけでYouTubeで「ワインの開け方」で検索したらとんでもないことが判明した。
みんな、T字型のや両手斜め下ヒコヒコなんて使ってない。
奴らが使っていたのは「ソムリエナイフ」。
道具から間違ってたよ。ずりーよお前ら。
しかし「ソムリエナイフ」。
口に出して言いたくなるね、「ソムリエナイフ」。かっこいい感じ。ソムリエナイフ。また言っちゃった。
YouTubeの動画を見ると「てこ」の原理で開けるらしい。
そうか「てこ」か。俺に足りなかったのは「てこ」だったのだ。
「てこ」さえあればコルボロを防げるのか。
ということで買いましたこれ。
amazonで買ったので、きっとますます「ワイン好きな人」としてamazonにメモリーされたことだろう。そんなには飲まないけどね。普段は発泡酒とか焼酎だから。
そんなことはお構いなく届いた私のソムリエナイフ。
高級感満載の木製のグリップ。そして携帯に便利なケース付き。持ち歩くことはないけどさ。
可動部分が多いので最近おなじみの動画も作ってみました。
ジャキジャキーン!とか言いながら見ると面白いよ。バカみたいで。
で、一本だけ開けてみたのね。
みたのね。
本来は開けてる動画とかアップするべきなんだろうけどしないのね。
まぁ、コツはいるよ。
コツはいるな、と思ったけど、コルボロにはならなかったよ。原型とどめてたよ。茶こしも使わなかったよ。
もう少し練習しよっと。