というわけで、レジ袋有料化にともない、折り畳みハンディエコバッグを持ち歩いております。
このレジ袋有料化については、実効性を疑問視する声、感染予防的にダメだろ論、プラゴミ軽減ならもっと先にやることあるだろ派、誰かが儲けようとしてる説などいろいろあって、それはそれで興味深いのですが、ここはこの時代を生きた思い出づくりとして乗ってみることにしました。
10年後に過去を振り返るテレビ番組を見ながら「ああ、こんなことあったよねぇ。俺もエコバッグ持ち歩いてたよ」と懐かしむのが今から楽しみです。
それまで生きていればですが。
このエコバッグライフ、スーパーなら何ら問題がないのですが、コンビニではちょっと不便なのは、経験した人はみなさん感じていると思います。
コンビニの店員さんはレジ袋が要るかどうかいちいち客に聞くのも面倒だなぁと思っているのではないでしょうか?
最近では支払い方法やらなんやら確認事項が増えて、レジ前業務が複雑になってゆく一方で、さぞ大変でしょう。
たまに年配のコンビニ店員さんを見かけますが、すぐに姿を消すのと無関係ではないと思います。
こちらも支払い方法(最近ではたいていスマホのコード決済)を告げるタイミングやら、袋が不要であることをはっきり知らせるために「いらないです」と言いながら掌を挙げて見せるなど、店員さんに負担にならないよう心がけています。
が。
買ったものをエコバッグに入れる所作、みたいのがまだ身についていないというか、どうしたらいいかわからなくて、レジ横でオタオタしてしまいます。
支払いを済ませてレジを離れた瞬間って、買った商品(三つとか)、スマホ、エコバッグを手に持ってるわけです。
これどーすりゃいいの?手順とか。エコバッグ畳まってるし。
おにぎり2個とペットボトル1本、エコバッグとスマホで両手がふさがってるおじさんはこの後どういう順番で何をどうすればいいの?
ジャグリングでもしろっていうのか?
もう還暦も近いのに毎朝オタオタするのは嫌だなぁ、年配のコンビニ店員さんが姿を消してゆくように、年配のコンビニ客も消えてゆく運命なのかなぁ。
と寂しい気分に浸っていたら、私がよく寄るコンビニではレジとレジの間に袋詰め専用テーブルが用意されました。
どこから持ってきたのか、会社の会議室とかにありそうな折り畳める長机。
これで安心してエコバックライフが楽しめます。
エコバックを開くまでの手際が悪かったり、スマホを持ってる手でおにぎりをつかんだりして、もう少し慣れが必要ですが、これならジャグリングの練習をしなくてすみそうです。
でもジャグリングをマスターすれば、10年後の懐かしテレビで「こんな人も現れました」と紹介されたかもしれないと思うとちょっと残念かな。
残念じゃないな。