日々棒組み894 特効薬は無い。日々貼りついてくる嫌なものを剥がしながら生きるのだ

私はもう何十年も糖尿病を患っているのですね。
糖尿病というのは、ある期間薬を飲んだりどこかを手術したりして「はい治りました」という病気ではなくて、よく、「つきあう」って言い方をしますが、食事やら運動やら薬やら使って、人生がつまらなくならないあたりで「いい具合」を保っていく病気なんですね。

この「人生がつまらなくならないあたり」というのが人によって差異があってなかなか難しいのですが、私の場合はそこそこお酒を飲まないとあっという間に人生がつまらなくなってしまうので、糖尿病患者としてはあまり良くないんですね。
「何かスポーツをしてれば幸せ。体を動かすって最高ーっ!」って人間だったら良かったのですが、「できればずっとおうちで本を読んだりお絵描きしながら生きていきたい」私は糖尿病との組み合わせは最悪なんです。

で、まぁ糖尿病の話をしたいわけじゃなく。

なんでしょう。
うまく書けるかな。

この時期、秋ってカレンダー業界はとても忙しくて。
会社の仕事がなかなかうまく運ばなくてカリカリしたりギリギリしたりされたり、そんな時期なんですね。

まぁでもこれまで何か不都合があっても終わらなかった仕事は無いので、追い詰められても心の中で「終わらない仕事は無ぇーよ」と言いながら日々会社に行ってるわけで。

そんな日々の中、孫がうちに来る日があったりするんですね。

心がガリガリしてる中にふわっと柔らかいものがやってくるんですよ。ふわっと。

こういうこと書くと「結局お前の幸せ自慢かよ」と思われそうですが。ちょっぴりだけそういう気持ちもあるかもしれませんが。

ガリガリ硬く尖ってゆくものを少しずつ削りながら、そうやって死ぬまで生きていけばいいのかな、と。
孫の顔を見ることや、娘の話を聞くことや、怪獣映画を観ることやでガリガリを少しずつ削って、そうやって生きていけばいいのかな、と。
孫が来た日に酔っ払って中島みゆきの歌を聴きながら寝ていてこんなことを考えてました。

孫、酒、みゆき。
それで幸せか。幸せだ。

結局幸せ自慢か。うまく書けなかったなまぁいいや。いつかは思ったような文章を書ける日が来るでしょう。誰かのガリガリを削れるような。

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