どっこい生きてたド根性。SWドラマ『ボバ・フェット』“THE BOOK OF BOBA FETT” チャプター1「異星のはぐれ者」を観たら

会費が値上がりしたDisney+を解約しないでいる大きな理由がこのドラマの配信でした。『マンダロリアン』の最後で予告されていましたからね。
『マンダロリアン』にボバ・フェットが登場した時には「生きてたのかこのヤロウ!」でしたが、映画だけには収まっていないスターウォーズ宇宙ですから、そんなこともマニアの間では周知のことなのかな、と思っていました。

『ジェダイの復讐』を観た時はなんかカッコ悪い最期で、「なんだかなぁ…」と思ってしまったボバでしたが、「全身武器」みたいなオモチャ感満載のキャラがウケたのか、冠番組を持つまでの人気者になりました。
私も映画だけではなくアニメの『クローンウォーズ』『バッドバッチ』などを観て少年ボバ・フェットやクローントルーパーの悲哀も知り、このドラマを楽しみにしていました。

そんなこんなで視聴したチャプター1。
時代で言えば『マンダロリアン』と同じ、『ジェダイの帰還』のちょっと後、「ふたつめのデススター」が破壊され、皇帝が死に、帝国は崩壊したけれどその残党は巨大な勢力として残っている、という頃ですね。

力づくでタトゥーインの支配者になったボバ・フェットの物語なんですが、ボバがどうやって生き延びたかがちゃんとわかるようになっていました。
再生タンクみたいのに入っている時に見る悪夢として、例の砂漠の怪獣に飲み込まれた後にどうやって生き延びたかがが描かれていました。
なんすかねぇもう。執念とド根性。
私なら怪獣に飲み込まれた時点であきらめちゃいますね。実際あきらめちゃったんだろうストームトルーパーが消化されかけてました。

怪獣の胃袋から脱出した後も身ぐるみ剥がれたり奴隷労働させられたり苦労の連続です。
死んだはずなのに続編でやっぱり生きてましたって展開はズルいような気がして嫌いなんですが、こんなに苦労されてると、いいよもう生きてて、生きてるだけで君は素晴らしいよ、という気持ちになります。
クローンやらサイボーグやら誤診でしたやらで楽に再登場してくる輩に比べたらよっぽど応援したくなるってもんだぞ銀河皇帝やらコンドルのジョーやら沖田十三やら。

というわけで『ボバ・フェット』、楽しみに視聴したいと思います。

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