これは傑作!ドラマ『ベター・コール・ソウル』“Better Call Saul”を全部観たら

通勤時間を利用して視聴していたアメリカンドラマ『ベター・コール・ソウル』。5シーズン全63話視聴完了いたしました(観始めたころの感想はこちら→ドラマ『ベター・コール・ソウル』“Better Call Saul”を観てるら)。

Netflix『ベター・コール・ソウル』“Better Call Saul” 

『ブレイキング・バッド』の6年前から始まって、最終的には『ブレイキング・バッド』以後の、身分を変えて逃亡生活中のソウルがどうなっていくのかまでが描かれていました。
『ブレイキング・バッド』全体の完結編みたいな締め方。面白かった。2作ともにすごいドラマでした。

6年前からの話なので、「『ブレイキング・バッド』に出ていた人物はどんなピンチでも絶対に死なないよねー」と高を括って観ていましたが、終盤、展開がどんどんハードになってゆき、「なんだよこれどうやって切り抜けるんだよ」という場面が増えてきて、ハラハラドキドキ観ていました。

『ブレイキング・バッド』では何のためらいもなく違法行為を行っていたソウル・グッドマンですが、最初からそこまでだったわけではなく、悪ふざけやいたずらまがいのことを繰り返しているうちに本当の悪党と関わるようになり、抜け出せなくなる、と。おおざっぱですがそんな流れ。

もう一人の主人公マイク(かっこいい!)も違法行為の沼にはまっていく過程が描かれますが、ずっこけ気味のソウルとは正反対の渋いキャラなのでドラマにメリハリがありました。
マイクってなんか年取ったシルベスター・スタローンみたいだな、と思って観てましたが、スタローンの方が年上でした。でも声とかしゃべり方もよく似てるんですよねー。

めまぐるしく変転を繰り返したソウル・グッドマンでしたが、状況が悪くなったのは普通にしていられないあまのじゃくないたずら小僧気質や本人の歪んだプライドと並外れた実行力が原因だったと思います。
まぁ「自業自得」ですね。
観ていて「そんなことすんなよー」と思うことを全部やっちゃうんだもん。
しかし、何があってもあきらめないで抜け道を見つけるしぶとさは見習いたいものです。

結末は、「やっぱりこいつ変わんねーなー」と思わせてどんでん返し。
ところがどんでん返っても「やっぱりこいつ変わんねーんだ」と妙な安心感が漂っていました。なんだろ、人生かけたあまのじゃく。

いやしかし。
ホント面白かった。

「Netflixオリジナル」の表記はありますが、シーズン4までならAmazonプライムビデオでも配信しています。有料ですが。

Amazonプライムビデオ『ベター・コール・ソウル』

Blu-rayもあります。

ベター・コール・ソウル SEASON 1 ブルーレイ コンプリートパック [Blu-ray]

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