日々棒組み947 仮面ライダーやウルトラマンとは違う個性の変身ヒーローをAIチャットくんに考えてもらったら

LINEで使える生成AI「AIチャットくん」。友達登録で会話できるようになりますが、検索のような使い方だとかなりのデタラメくんです。
こんな感じ↓

私:「映画『ギャラクシー街道』について教えて

AIチャットくん:「『ギャラクシー街道』は、1977年に公開されたアメリカのSF映画であり、ジョージ・ルーカス監督によって製作されました。映画は、遠い銀河系で起こる冒険と戦いのストーリーを描いています。

物語は、反乱勢力のリーダーであるプリンセス・レイアを救うために、若き農夫ルーク・スカイウォーカー、一匹狼の賞金稼ぎハン・ソロ、そして彼らの忠実なドロイドのR2-D2とC-3POが、邪悪な銀河帝国と戦うために立ち上がるところから始まります。

映画は、アクション満載のスペースオペラであり、特殊効果や世界観の創造性において、映画史において画期的な存在であるとされています。また、映画は大ヒットを記録し、シリーズ化され、現代のSF映画やファンタジー作品に大きな影響を与えたことでも知られています。」

なんていうか、清々しいくらいのハズしっぷり。
誰かさんの黒歴史として『ギャラクシー街道』関係のデータが完全抹消されてるのかもと勘繰ってしまうくらい。

娘にこの話をすると、
「生成AIは検索ではなく、何かを提案してもらうような使い方をすべき」
とのこと。

そういうことならと、こんな質問をしてみました。

私:「スパイダーマンとワンダーウーマン、バットマンを合わせたような新しいアメコミキャラの設定を考えてください。」

AIチャットくん:「名前:アークウィング 性別:男性
能力:スーパーストレングス、スーパーアジリティ、フライト、テレキネシス、擬似蜘蛛の糸を出す能力、エナジーブラストを放つ能力

背景:アークウィングは、両親が亡くなった後、孤児として育った。彼は幼い頃からスポーツや体操など運動能力に優れ、テレキネシスを持つことにも気づいた。しかし、その力を制御する方法を知らず、傷つけたり周りの人々に危害を加えてしまったことがある。そんな中、彼は突如として擬似蜘蛛の糸を出す力を手に入れる。彼はこの力を使って罪悪感から抜け出し、自分自身を改善するためにトレーニングを始めた。その後、バットマンに出会い、戦うための技術と道徳的な価値観を学び、ワンダーウーマンとの出会いにより、彼女のチームの一員として戦うようになった。」

う〜む。
それっぽくなったようですが、「スパイダーマンとワンダーウーマン、バットマンを合わせたような」がワンダーウーマンとバットマンと「会って」ますね。勝手に出したらマーベルに怒られますね。「擬似蜘蛛の糸」も著作権的に危ない。
「いや擬似蜘蛛の糸っすから。しょせん擬似っすから自分ら」とか言って言い逃れましょうか。

AIとの付き合いもなかなか難しいようです。
考えて次の質問をぶつけてみました。

私:「「仮面ライダー」や「ウルトラマン」とは全く違う個性の変身ヒーローの設定を考えてください。ただし、変身には何か犠牲が伴うものとします。」

AIチャットくん:「「魂騎士(たましきし)」という変身ヒーローを設定します。彼らは人間と同様に魂を持ち、その魂が「魂石」と呼ばれる特殊な石に宿ることで変身することができます。変身すると、彼らの体は鎧で覆われ、強力な力を手に入れます。

しかし、魂石には限りがあり、使用するたびに魂が削られていくという犠牲があります。最初は変身することが簡単だった騎士たちも、長期戦や強敵との戦いで魂石を消耗していくため、次第に変身が難しくなっていきます。

また、魂石は他人に奪われた場合、その人間に魂を乗っ取られてしまうため、魂騎士たちは常に魂石を守るために戦いを続けなければなりません。

このように、魂騎士たちは変身に対する犠牲を身をもって払いながら、人々を守るために戦い続けることになります。」

お!なんかいいじゃないですか「魂騎士(たましきし)」。
「魂石」は「たましいし」と読むのでしょうねきっと。
「犠牲が伴う」もちゃんとクリアしています。テレビシリーズにしたら終盤はかなり悲しい展開になりますね、こりゃ。

「彼ら」ということなので集団ヒーローなのでしょう。なんなら次の次くらいのスーパー戦隊にどうでしょう?
魂騎士戦隊タマシイシジャー!タマレッド!ダマブルー!タマピンク!他何色か!

というわけで。
AI相手にこんな質問をしている時点で60歳としてはどうかと思ってしまいますが、別の日に

「現在60歳です。日本の総理大臣になりたいのですが、必要な知識の分野、経済力、人脈などについて教えてください。」

と質問したら、いろいろ条件を並べ、最後にこう結んでくれました。

「ただし、60歳で総理大臣になることは、あまり現実的ではありません。」

はい…
今日からは真面目に現実を生きます。

シンギュラリティを待たずにAIに敗北した私でありました。

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