古本でどっかで買いました『大特撮 日本特撮映画史』。あんまりゆっくり読んでいたのでどこで買ったか忘れてしまいました、メルカリだったかAmazonだったか。どっちか。
この本は、発行が朝日ソノラマの版と有文社の物があるそうですが、私が買ったのは有文社版でした。奥付の発行日は1979年1月31日、私が16歳の頃ですね。どちらかというとアニメの方が気になる高校一年生でした。あ、1月だとまだ中三か。ヤマト以後、ガンダム直前、てあたりですかね。
この本の存在を知ったのはもう少し後だったと思いますが、気になっていながら読まないまま人生の大半を過ごしてしまいました。還暦を過ぎてやっと読むことができました。感無量でございます。それはちょっと大袈裟でございます。
内容は、代表的な特撮映画のストーリー、演出、撮影の方法を紹介していく第一章と、特撮映画黎明期(1911年頃)から刊行時の現在(1978年頃)まで時系列で特撮周辺を解説した第二章、1949年〜1978年までの「特撮映画作品リスト」から成っています。
索引もありかなりの力作。定価は2,400円です。
当時の新作として『宇宙からのメッセージ』を高く評価していて、心が温まります。
この本を読んでいる途中、Twitter(もうXだったかも)で知ったのですが、カバーに描かれている映画のシーンの数々、これイラストだったんですね。てっきり写真だと思い込んでいました。よく見たら確かに絵でした。
絵が小さめなのと、写真で見たことのある絵柄や構図なので、思い込むのも無理ないかなと思います。色とかも。Twitter(だかX)でもそんなレスが付いてました。
目次には「カバーイラスト・デザイン堀内祐輔」とちゃんとクレジットされていました。すいません堀内さん。
楽しく読ませていただきましたが、読みながら
「俺って 特撮好きっていうより怪獣(含む妖怪とか怪人とか宇宙人とかロボットとか化け物全般)が好きなだけなんじゃね?」
と何度も思いました。
演出や撮影方法も怪獣がらみのものが楽しく読めました。
ちなみに朝日ソノラマ版はカバーのデザインが違うようですが、イラストは同じものを配置を変えて使っているようです。中身はどうなんでしょう、ちょっと気になりますが自分で読んで確かめる気力もお金もありません。
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