今日は銀歯が取れちゃった話じゃなくて、はめた話です。あ、じゃ、ギンバ・ハメコフスキーか。
木曜日の朝取れた銀歯を金曜の午後に着けてきました。いつもの歯医者で。
いつものおねえさん、いつもの先生。
5月にはめてもらった銀歯だったので先生も、
「取れやすくなってるのかなぁ」
と前置きしてからの治療でした。
「今回は一番強いセメントで着けておきますね」
と言うので、
「スリーエムですね(日々棒組み540参照)」と言ってサムズアップでもしてやろうかと思いましたが、こっちは口を開けたままだったのでやめました。
「ふひーへふへふへ」と言って親指立ててもカッコつかないですからね。
月曜と同じ手順で銀歯を装着し、同じ注意事項(30分は何も食べちゃダメ、でも飲み物はオッケー)を聞かされて帰ってきました。
夕食時、無事銀歯装着を妻に報告すると、
「お父さんはさぁ、強く噛みすぎるんじゃない?それと噛むのが速いよ」
と。だから銀歯が取れやすいんだと。
「もっとゆっくり、やさしく噛めばいいよ。そう、おじいさんのように」
おじいさんのように?
言われてみると噛むのは速いような気がする。食べるの速いもんな、俺。
でもおじいさんて。
「おじいさんのようになれ」と言われると抵抗あるが、かつて私に発生する蕁麻疹をイカが原因であると見抜いた妻の言うことは侮れないのだ。
そんなわけで、その日から私はゆっくり優しく、おじいさんのように噛むことにした。
ゆっくりやさしくゆっくりやさしくゆっくりやさしくおじいさんのようにおじいさんのようにゆっくりやさしくおじいさんゆっくりやさしくおじいさんゆっくりやさしくおじいさん。
はて?
「かあさんや、わしのごはんはまだかねぇ?」
「いやですよおじいさん、いま食べてるじゃありませんか」
ああ、そうじゃった。ゆっくりやさしくゆっくりやさしくゆっくりやさしくかむのじゃ。かむのじゃったらかむのじゃ。
でも待てよ。
妻は私のイカアレルギーを見抜いたが、私がよく足元のものにつまづくのは、あれは「何かにとり憑かれてる」からだとも言ってたな。
それは信じていいのか?