活字の子

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ゴツい本こそ紙で買え

電子書籍の便利さもよく知っていて好きな私ですが(辞書機能とかほんと助かる)、いつも言っていますが紙の本も大好きです。 紙の本の良さはそれはそれでいくつも挙げられますが、悪いところというか確実に不利なところは、物として “かさばる” ことだと思います。日本の住宅事情は紙の本を愛することを許さないのです。
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腹立たしいくらい(怖いっていうより)面白い(でも怖い)『ずうのめ人形』澤村伊智 著 を読んだら

当然っちゃー当然なんですが、自覚的にホラーやオカルトが好きな人に向けて書かれているように思えました。『ずうのめ人形 』(角川ホラー文庫) 澤村伊智  (著)オカルト、ホラーへの対し方がさまざまな人たちが出てきます。つらい現実からホラーに逃避...
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日曜の朝早起きしてテレビ見て本屋に行って辺見庸『月』を買った

日曜日に早起きしたので、録画が溜まっていた『新・必殺仕置人』でも観ようかとテレビをつけたら辺見庸が喋っていた。 なんだろうと番組表で確認すると、NHKの『こころの時代~宗教・人生~「“在る”をめぐって」』という番組で、1時間枠のすでに20分ほど経過していた日曜日の朝5時20分。
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こんな本読んでます報告記録 2018年 10月21日

はい。今こんな本を読んでますよーという報告記録の何回目だか。読んでる途中で「こんな感じ」みたいなことを書いていく無責任かつ中途ハンパな企画でごめんなさい。♦︎小説部門『大地の子』山崎豊子(著)こういう本も読むんですね。私としては珍しい部類に...
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雅影丸の自力出版#8:これで完結ヘンテコ西遊記『西域探行絵巻』第5巻

天竺へ向かう道に吹く風もすっかり秋めいてきた今日この頃。皆様いかがお過ごしですか。私はこの11年ほど秋が大嫌いです。理由は割愛いたします。というわけで。私が寺田雅影丸名義で出版している電子書籍を紹介するコーナーも第8回。今回はいよいよ超大作...
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スラップスティックのち悪夢のち悪夢、結局悪夢。スタニスワフ・レム 『泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕』Stanisław Lem “Kongres futurologiczny” を読んだら

レムというと『ソラリスの陽のもとに』“Solaris”や『砂漠の惑星』“Niezwyciężony”みたいな、渋くて堅い感じのものは読んだことありましたが、この『泰平ヨンの未来学会議』はかなり趣が違って、ドタバタブラックコメディのように始ま...