王(ワン)さんね。宇宙人の王様の話じゃなくて。 なぜかローマで捕獲された中国語を話す宇宙人の尋問を民間人の女性が通訳するというお話。 絶対コメディだと思って観はじめたんだけど、ドキドキサスペンスでした。 「宇宙人」が出てくるって知らないで観た方が絶対おもしろいんだけど、私の場合それを知らなかったら観ないだろうなとも思いました。
いろいろ突っ込みどころも多い映画だけど、「中国語を話す宇宙人を尋問する」って状況がとても面白いのでプラスマイナスで、プラス側に針が振れてるかな、って映画でした。
時々「あれ?なんで?」って場面がありますが、なにより主役の女優が可愛い美人なので全部許して観つづけちゃいました。いやほんと。能年玲奈をイタリア人にしたような感じ。違うかな?フランチェスカ・クティカという人でした。
観ていて、映画より舞台のお芝居向きかなとも思いました。ほとんど尋問部屋とその周囲のお話だし、宇宙人の姿が最初に現れるところとかインパクトありそうだし、最後のオチもあんなにモロに見せない方がジワジワ来ていいかも。
amazonのレビューで、王さんの最後のひと言がイタリア語だったらもっと良かったと書いてる人がいましたが、ホントそうですね。
あれがイタリア語だったらもう一回見直したくなったでしょう。
でもあのひと言で、「やっぱりコメディだったんだな」、とも思いました。
SFじゃなくて寓話として観るべきなんでしょうが、そうするとやっぱり最後のひとことも中国語であるべきなのかな。
原題は『L’ARRIVO DI WANG』。「ワンの到着」というような意味らしいです。 やっぱりこのくらいのタイトル情報で観たかったなぁ。
2012年日本公開時の公式ブログがありました。→「宇宙人王さんとの遭遇公式ブログ」
日本版予告編も観られます。ってこりゃ完全にコメディ扱いだな。
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