原作を読んでないどころかどういう映画なのかもほとんど知らないまま鑑賞。
事前情報は、
「宇宙だかどこだかからやってきたなんか黒っぽいでかいのが宙に浮いててなんか言いたいことがあるらしい」
くらい。
「言いたいことがあるらしい」というのは『メッセージ』ってタイトルからの想像(でも映画の原題は“Arrival” なんだね。『アライバル』だとショーン・タンの絵本とかぶっちゃうから変えたのかな?いろんな意味で『メッセージ』の方が内容に合ってると思うけど、地味な感じもしますなぁ)。
あと事前に知っていたのは、「各方面でなかなか評判がいいらしい」くらいかな。
冒頭、母と娘のふれあいみたいなシーンから始まったので、そういう情緒的なところで感動させようとする映画だとやだなーと思ったが、そうではなく、というか、そういう情緒的なところがちゃんとSF的な仕掛けに組み込まれていて、いや、SF的な仕掛けが情緒的なものに組み込まれてるのかな、まぁいいや、両者は判然と分かれるものではなく、相反するものでも、触れ合うと拒絶反応が起こるものでもないんだな、きっと。
そこがうまくいってるから各方面で評判がいいんだと思う。 活字SF好きもそうでない人も大丈夫。よほどSFやファンタジー系のものにアレルギーがある人以外は面白く観られると思います。『世にも奇妙な物語』とか好きな人にもオススメです。
俳優とかよく知らないんだけど、男の博士がどっかで見たなー、と思ったら、『アベンジャーズ』に出てたね。弓矢でピュンピュン闘うやつ。
女の博士も知らない人だったけど、調べたら最近のスーパーマン映画(『マン・オブ・スティール』や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』ね)でロイス・レイン役をやってる人でした。今年公開の『ジャスティス・リーグ』でもロイス役で出演するそうです。
そう考えると、マーベルコミック俳優とDCコミックス俳優夢の共演でもあるわけですね。どうでもいいけどさ。
しかしDCはジャスティスジャスティスうるさいね。さらにどうでもいいけどさ。
というわけで、映画が面白かったので原作も読みたくなりました。小説はどう書いてるのかな、と。あそことかあそことか、ああいうとことか。そもそも映画と原作でどの程度どうなのかな、と。
短編集なんだけど、他の収録作品も評判いいので購入。読むのが楽しみ。