日々棒組み705 ブラック親父は反省しきり

大好評ブラック親父シリーズ第3弾(だっけ)!

前回までのあらすじ:
娘のアヤちゃんがお絵かきが得意なのを利用して、LINEスタンプを作らせてひと儲けたくらむブラック親父。その黒い夢は、角兵衛獅子の親方のように子どもから搾取して左団扇の人生であります(参照→日々棒組み686 ブラック親父の目玉も光る。ギラギラと。)。
高校受験も終わり、中学校の卒業式も無事終わり、「さぁ本番はこれからぞ」とその邪悪な目玉をギラつかせるのでありました。
あ、第4弾だったよ。

そんなわけでいろいろ目の前の課題を撃破したアヤさん。
さぁこれからLINEスタンプのクリエイトに本腰入れてくれるのかな、と期待していたブラック親父でございます。
ところが。

ある日仕事を終え帰宅したブラック親父は、両足をソファに乗せ、床にだら〜んとあおむけに寝そべり、上目づかいにamazonプライムビデオでアニメ『神のみぞ知るセカイ』を観ているアヤさんを発見したのでございます。
だら〜んとしたアヤさん、帰宅した父に向かってこんなことを言いました。

「いやぁ〜、だらだら過ごすって最高ですなぁ」

あ。
そうですか。
こないだまで大変だったもんね。いちにち12時間くらい勉強してたもんね。そうだよね。

「ああ、いいよねぇダラダラ。いいよねぇ。お父さんも大好きだよ。ところでアヤ、スタンプは何か考えてみた?」

「あ〜。それなぁ」

そ、それなぁ?
言ったきりうつろな目でテレビ画面を見つめるばかりでございました。

その後も朝は友人とランニング、昼はアニメ、夜はまた別の友人とランニングと、充実してるようなそうでもないような妙な日課を淡々とこなすばかりでちっともクリエイトしてくれないアヤさん。
こんな、稼ぎのない子はどこかの往来に置き去りにしてくれようかと思い始めた角兵衛獅子の親方でありましたが、そんな折りも折り。
親方の長男が地元の友人との飲み会があるとかで家に帰ってまいりました。
今では自立して、この2月には結婚もした長男でございますが、志望校に合格したお祝いに、と妹になんとかいうブランド物のパスケース兼小銭入れを買ってきたのでございます。

嗚呼。

恥ずかしい。
父である私が娘を利用することばかり考えていたのに、息子は薄給をやりくりしてお祝いを買ってきたとは。
ブラック親父は恥じ入り、うなだれるばかりであります。
社会人になったばかりの長男にも及ばないこの醜い心性。
これはもう父親失格であります。「父」と名乗るに及ばない存在でございます。

そんないきさつで。
父親は失格いたしましたので。もう父でもなければ娘でもない。

これからは角兵衛獅子の親方に専念いたしましょう。
意外な才能が発揮される可能性もあるというものです。歳をとっても目標は高く掲げ生きるべきでございます。
角兵衛獅子の親方王に俺はなる!(字余り)

追伸:
もう直しちゃったけど、「日々棒組み」の通しナンバーがひとつ重複してましたね。1,000本目指してやってるのに一本余計に書いちゃうところでした。すいませんいいかげんで。でも重複したりとばしたりで最後はつじつまが合うかもしれませんね。今までもちゃんと通ってたか自信ありません。でも結論から言うと、「だいたい1,000本でいいや」なんですけどね。

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