日々棒組み706 小津安二郎からオッパイまでで考えたことなど

小津安二郎の「わからせようとするのは下衆」という言葉をふと思い出してスマートフォンで検索したら、ある有名ブログの過去記事に着いた(http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/28492)。
偶然だが、私もこの一年くらい愛読しているブログ。

ブックオフで小津安二郎論の古本を買って、その感想(95パーセントくらい引用だが)。
引用している小津安二郎のエピソードは、表現に関してそれぞれ示唆に富んでいて、この有名ブロガーは最後に「今年はもっと表現に近い文章をたくさん残していきたいと思います」と言っている。
3〜4年くらい前の記事で、私がそのブログを読み始める前だったので、その年「表現に近い文章」を書いていたかは不明。
最近でも、仮想通貨の話ばかりでなく、「表現」も5本に1本くらい書いてくれればいいのにと思ったが、ひょっとしたら私がそれと気づかないだけで書いているのかもしれない。小津安二郎はことあるごとに「隠せ」と言っていたらしいから。そして「分からせようとするのは下衆だ」と。
そんなことを思いながら読み進め、スクロールしていくと広告が。
とある漫画雑誌の広告。
メガネの女が頬を上気させ、服の前をはだけ、下着は着けているけどびっくりするほどの巨乳をこちらに突き出して「私の匂いを嗅いで」とか言っている。
顔の周りには、はぁはぁいってる息づかいとしてふわふわした蒸気のようなものが描き込まれている。
 
ああ。
なるほど下衆だわ。
 
blinkani
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