謎が謎呼ぶ不思議映像満載(ポロリもあるよ)映画『ダークシティ』“Dark City” を観たら

夜の12時になるとみんな眠ってしまって街の機能も停止します。
お風呂で目が覚めたら記憶がありませんでした。
なぜかおでこから血が出てます。なんだこりゃ?
記憶喪失の上に全裸ではあまりに無防備なのでそこにあった服を着ていると、医者と名乗る男から電話がかかってきます。
「君を追ってくる者がいる
すぐに逃げるんだ」
何を言っているのかよくわからないけどとにかく部屋を出ようとすると、血まみれのぐるぐる模様が描かれた裸の女の死体が転がっていました。
これは誰?そして俺は一体誰なんだ?ホテルみたいだけどこんなところで何をやってたんだ?
時計が鐘を打ち、人々が目をさます。
どうなってんだ?
まったく状況がつかめない。

というような幕開け。

ダークシティ (字幕版)


amazonプライムビデオで鑑賞しましたが、予備知識ゼロで観始めたのでホントわからない。
でもわからないからつまらない、ということはなく引き込まれました。
ダークシティだけあって夜のシーンが続きます。ずっと夜。夜のシーンの後にまた夜のシーンの後にまたまた夜のシーンの後にまたまたまた夜のシーン。
黒の面積が極端に大きい絵が続いてかっこいいんですが、この「ずっと夜」には物語設定上の意味があることが後にわかります。
現実とか記憶とかが不確定になっていく話は好きなんですが、この映画は不確定から始まってずっと不確定進行。
このままいくのかと思ったら三分の一くらいのところでこの世界の種明かし。
なるほどそういうことしてたのね。
そのあとはクライマックスのアクションシーンに。
ちょっとわかんないことも残しながら終わるけど(俺がわかんないだけか?)、そんなに気になりませんでした。ラストもきれいだし。
画面も展開もコミックっぽいように感じましたが、原作があるとかではないみたいです。

監督はアレックス・プロヤス “Alex Proyas” 、『クロウ/飛翔伝説 』の監督ですね。あと、この世界の秘密を知ってる(らしい)医者の役でキーファー・サザーランドが出てました。
『24 -TWENTY FOUR-』の主人公が夜中の12時に世界が停止する映画に出るなんて!
というわけで。
私はこういう映画好きですが、逐一理解して納得しながらじゃないと楽しめないタイプの人にはちょっと向かないかもなぁ、と思いました。

 


linelink01

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