うちの水漏れの話したっけ?
あれは8月のことでした。
埼玉水道サービス公社ってところから「漏水の疑いがありますので点検をお願いします」っていう通知が来て、「水道メーターの “パイロット”っていうところが回っていたら漏水してるから見てね」って書いてあるので見たら回ってるのね、パイロット。
銀色の八角形がクルクルクルクル。
令和の夏の陽を受けてキラキラクルクル。小さな体でキラクルキラクル。
誰も見ていなくても一日中キラキラクルクル。
って漏れてんじゃん!いちんちじゅう!
というわけでサービス公社に電話。
話によるとメーターの交換の後なのでそれが原因の可能性もあるので詳しく調べに行きますとのこと。
まずサービス公社の若いやつが来て「やっぱり漏れてるみたい」と後日メーター交換をした水道専門のおっちゃんが来て、棒の先っちょに耳当てが付いてるような器具であちこち音を探って、水漏れ箇所を探り当てた。
それによると
メーター交換とは関係なく、外の水道管から風呂につながるどこかで漏れてる様子。壁の内側なので外からは見えない。
おっちゃんに器具を借りて耳に当てると「しゅーっ」と水漏れ音。
はは〜んなるほどそういうことか。
少し前から風呂を沸かそうとすると途中で湯沸かし器が「お風呂の栓を確認してください」とか言ってお湯張りを止めちゃうことがたびたびあったけど、これが原因だったんだな。
「私は一生懸命お湯張りしてるのにちっともお湯がたまんないじゃない!これは栓よ!栓が悪いのよ!」と、こう言いたかったんだね。
湯沸かし器の気持ちが理解できたところで修理依頼。
いつもの大工さんに相談したんだけど、水漏れ箇所の壁を剥がすとコンクリート。
コンクリぶっ壊すのは大ごとなので漏水箇所を迂回して各所へ管を通すことに。
工事業者が家の外と中を行ったり来たりして半日強。
我が家の外壁は管だらけで、死にかけの老人の延命措置みたいになってしまったのでした。
まぁある意味老いた家の延命措置ではあるな。
後日水道代の請求書が来たので見ると、6〜8月分がいつもの2.5倍くらい。
フザケンナヨコノヤロウ。
と調べてみると、発見が難しい箇所の水漏れで、すぐに修理した場合は一部水道代が免除される制度があることがわかり、早速必要な書類「上下水道使用水量認定申請書」をダウンロード。
ところが「そういう場合はこれを提出してね」とはあるものの、記入例とか提出先は見当たらない。
ははぁ〜ん。そういうことか。
手続きを煩雑化して料金の変換を阻止するつもりだな。
ちくしょう、年寄りだと思ってバカにしやがって。
とりあえずいつもの大工さんに話を振って、申請書の工事業者が書くところだけ記入してもらったが、その上の「申請理由」という欄がどんな風に書けばいいのかわからない。
ちくしょう。情弱だと思ってバカにしやがって。と悔しさに枕を濡らしているうちに会社の仕事が忙しくなり、なんだか後回しにしていたらもう10月も下旬。
そろそろなんとかしなきゃと水道企業団のお客さま課に電話。
経緯を話して「この申請理由というところはどう書けばいいんですか?」と訊くと、
「今お話になったようなことを書いていただければ結構です」
とのこと。
あ、そうか。そりゃそうだよな。
というわけで今お話したようなこと(水漏れの疑いがあると指摘 →調べたら確かに水漏れしてる →修理工事完了)を書いたんだけど、修理業者の記入が済んで押印がしてある1枚しかない紙に手書きなので、ちょっと緊張しながら短めに記入。
提出先は水道企業団のお客さま課に持参でも郵送でもいいとのこと。
わざわざ行くのもなんだから郵送しようと封筒に入れて住所書いて封もしたけど切手がないんだよね。
封書って今いくらなんだろ?
昔買った切手とかあるけど値段がちょうどいいのがなくて多めに貼ったりするんだよね。
なんかこの封書、しばらくこのままになっちゃう気がしてきた。
お客さま課の人は「なるべく早く」って言ってたなぁ。
「なるべく」ね。
なんかもう、水漏れすると大変だよ、ってそういう話でした。工事代とか。
各地の大雨被害が伝えられる中こんな話題で申し訳ないことでした。