すごい!バットマンVSスーパーマン!夢の対決!
日本で言えばマジンガーZ対デビルマン!
どっちが強いんだ!?どっちが勝つんだ!?
と、ワクワクして観はじめましたのですが。
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(吹替版)
なんかこう、スーパーマンが一般市民に嫌われちゃってるんですね。
みんなを守るために一所懸命闘ってるんだけど力が強すぎて周りに被害が出ちゃう。で、迷惑がられちゃう。
日本で言えばザンボット3。いちいち日本で喩えなくてもいいんだけどさ。
「善きアメリカ人の象徴」と言われたこともあるスーパーマンですが、そんななので、おなじみのコスチュームもかなり彩度を落としたデザインです。顔もちょっと怖い悪役ポジション。
だって、目玉が赤く光って怪光線発射、一面火の海って、お子様が怖がっちゃうでしょ。
そんなスーパーマン。世界中で「正義」のために闘うわけですが、いちいち非難されちゃう。
これって今のアメリカの象徴なのかなぁ。お前は「正義」だと思ってるかも知んないけどさぁ、みたいな。結局ロイス・レーン(自国民)のことしか考えてないでしょ。みたいな。
で、バットマンと闘うわけです。
なぜ?
バットマンは、スーパーマンの戦いに巻き込まれて自分の会社のデカいビルが破壊され、社員が死んだりしてるので根に持ってるんですね。あいつは危ない、という方に傾いてゆきます。
そこに本当の悪役としてレックス・ルーサーJr.が絡んでくるんですが、Jr.はある方法でドゥームズデイという名前の究極のモンスターを作り出します。
ドゥームズデイって名前で「ああ、スーパーマンもうダメだな」と思っちゃいますね。
というようなお話で、これってDCコミックスのヒーロー集団「ジャスティス・リーグ」のリーダーを決める闘いでもあったと思うのですが、マーベルのアベンジャーズと同じで、大金持ちがリーダーにおさまるんですね。
宇宙人だけど田舎の農場育ちじゃ今時のリーダーは無理ってことでしょうか。
という、黒いイメージのバットマン(パワードスーツかっこいい)と低彩度のスーパーマン(顔怖い)の渋い闘い。
なんですが。
ですが。
ワンダーウーマンが出てくるんですね。
前半から謎の女みたいに出ていたんですが、それがワンダーウーマンとして最後のバトルに参加する。
で、それがめちゃくちゃカッコいいんです。登場からカッコいい。カッコよすぎる。強いし。音楽もカッコよすぎる。
いやホント、映画のバランスがおかしくなるくらいカッコいい。
ワンダーウーマンのシーンだけ何度も観ちゃいました。
もうその印象しか残らない。
男二人のウジウジジメジメしてる間にもう全部ワンダーウーマンが持ってちゃった、そんな映画でした。
あと、最後の最後にものすごーくわかりにくい意味深なシーンがありますが、私は気づきませんでした。この記事を書くためにあちこち読んでいて知りました。そのくらいわかりにくい(と思う)