夏休み映画劇場1:いきなり大惨事。映画『スノーピアサー』“Snowpiercer”を観たら

殺人的に暑いのでここはひとつ涼しそうな映画を選んでみました。
「世界中が凍りついた中を走り続ける列車のお話」
よしよし、これは涼しそうだぞ。必要以上に。
「走り続ける列車」というのがよくわかんないけどまぁいいや。
と思ったのですが、あまり「涼しい」「寒い」の描写はなく、むしろ暑苦しい場面が多い、「外は寒いぞ」な映画でした。

スノーピアサー(字幕版)

まず、ここがどういう世界かの解説シーンから始まりました。
温暖化で大変なことになったので、冷却物質を地球規模で撒いたら世界中凍っちゃった、と。そういう世界だそうです。
撒きすぎたんでしょうか?
そんな、凍りついて、生物もほとんど死に絶えた世界を列車が走り続けています。生き残った人類を乗せて。
その列車の名前がタイトルになっている「スノーピアサー」というわけです。
snowは雪。じゃpiercerは?
調べたらフランス語で「突き刺す」という意味だそうです。

列車スノーピアサーには、最後尾車両に最底辺貧困層の人々が乗車、中間は生産設備車両、その前に富裕層の乗客が乗っています。
設定ほか詳しくは公式サイトで →映画「スノーピアサー」公式サイト
あ、これバンド・デシネが原作なんですね。
なんか狭苦しい機械の中をみんなが右往左往してる絵が目に浮かぶような。
あと、前方車両のエレガントな感じも。

そうそう、貧困層の人々には「プロテインブロック」という一見羊羹みたいな食料が配給されるのですが、なにしろ物資が不足している世界の食料、原材料が気になります。
ひょっとしてあれかもなー、と思いながら観ていたのですが、幸いあれじゃありませんでした。あれじゃないけど私は絶対に食べたくないものが原材料でした。あーやだ。
最後の方でステーキを食べるシーンがあって、「じゃ、これがあれかなー、最初の方で子供がさらわれてたし」とハラハラしてましたが、それも考えすぎでした。
でもさらわれた子供たち、かなりひどい目に遭ってました。

あと、氷河期より温暖化の方が生き残れそうだな、と思いました。寒がりなんですいません。

「近未来格差社会SF映画」のひとつだと思いますが、貧困層が富裕層をこらしめてスカッとするというようなカタルシスは全くなく、むしろ現実の格差社会の構造や矛盾やどうしようもなさを剥き出しにして突きつけてくる映画でした。
でも娯楽アクション映画としてもよくできてるんですよ。嫌なシーンもあるけど観続けずにいられない力がありました。
「好き」とは言いづらい映画ですが観てよかったです。

監督は『グエムル-漢江の怪物-』のポン・ジュノ。グエムルのあの女の子(コ・アソン)も出てました。

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