なんだかみんなが口を揃えて「面白い面白い」言うのでそんなに面白いならとタブレットにダウンロードして通勤時間に観ようとしたら性行為のリアルな動きやらなんやらでとてもじゃないけど周りに人がいる環境で観られるもんじゃないと気づき、一旦挫折、しばらく経ってから気を取り直して家で視聴開始するも、ちょっと油断すると性行為のリアルな諸動作やら諸音声やらが始まるため、娘のいない時間のみの視聴を心がけたところなかなか捗らず、思いがけず長い戦いになった『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章第8シーズンまで、やっと視聴完了いたしました。
ちなみに私はずっと吹替版で視聴しました。海外ドラマは基本吹き替え派なんですね。
全く予備知識なしで観始めたのですが、初めのうちは何がなんやら誰が誰やら何が起こっていてどう言うお話なのか全然わかりませんでした。
ただ「なんかすげー」というのはわかりました。
いやほんと、誰が誰やら分からなくて苦労しました。
若い男は大抵ロン毛にヒゲ。
年配の男は大抵ハゲにヒゲ。
じゃなかったらデブ。
見分けつかない。
女性陣は割と分かるので、この女性キャラといるハゲヒゲ、こっちと話してるロン毛ヒゲ、とかでかろうじて区別してました。
男だけ集まってるシーンが続くともうよくわからない。
寒そうなところにいるのはあいつらだなとか、「父上」って呼んだからこいつら親子なんだな、とかそんな理解度。
それでもシーズンが進むにつれてなんとなく人の名前や立場も覚え、頭の中に物語が入ってくるようになったのですが、恐ろしいことに、主なキャラクターとして認識した人物があっさり死んじゃうんですね。ほんとにコロッと殺されたりする。
なんだよおい。せっかく覚えたのに死ぬなよ。
あと、この世界には長い長い歴史や世界の仕組みがあって、それを踏まえてのセリフも多く(てかそんなのばっか)、また、過去の恩讐が現在の行動の動機になってたりするのでなかなか手強いです。人の名前も覚えられない老人(私)に、そんなものを全部理解するのは到底無理なので、あまり考えずに、「あー、こいつはこいつらを恨んでるんだー」「こいつはこいつに逆らえないんだ〜、難儀だなぁ」とぼんやり観ることに努めました。
そんな浅い観かたでも楽しめたのは、巨人、巨大ドラゴン、ゾンビの大軍団と、ファンタジー的な要素がリアルに描かれていたからでしょう。
『ロード・オブ・ザ・リング』をグッとダークにしてグロとエロをぶち込んだ感じでしょうか。
ドラゴンが暴れるシーンは怪獣映画好きの私にはたまらなかったです。
今調べたらアメリカでの放送期間は2011年4月〜2018年5月の8年間でした。撮影期間は分かりませんが、子役の顔がかなり変わってたりするので、同じくらいかかっているのかもしれません。
あと、登場人物が多いので、吹き替えの声優もたくさんいるのですが、掛け持ちで何役も演っている人もいました。そりゃそうだよね。
というわけで、ステイホームのゴールデンウィークにひと仕事終えた感のある『ゲーム・オブ・スローンズ』視聴完了報告でした。