日々棒組み897 老いゆく我が身よ妻の身よ、やがて差し込むひとすじの光よ

体を動かすたびに
「よっこらしょ」
だの、
「はぁっ!!」
だの、
「アイテテテテ!」
だの、
「腰が腰が!」
だの、気合やら苦痛を訴える声やらが響き渡るながらも楽しい我が家。

「約2,000万円必要と言われる老後資金が約2,000万円足りない問題」を抱えつつ私も来年還暦。人生の最終コーナーとなりました。
まぁ老後資金以前に娘の学費やら成人式どうするやら現役資金の調達に追われていますが。

人生100年時代とかホント勘弁してください。無理です。
もう俺の人生は薄暗いトンネルを歩行し続けるようなもんだ、そしてある日そのトンネルは出口の無い一方通行だったと気づき、それが俺の最期の日なんだ。
などと弱音先行の今日このごろであります。

がしかし。
そんな暗く苦痛に満ちた人生にもひとすじの光が差し込んでまいりました。
息子夫婦が近所に引っ越してくることになったのです。
もちろん孫ミチルも一緒です。
もうほんと近所。歩いて2分半。
どうだ。

今まで高速使って小一時間のところにいたので近過ぎて物足りないくらい。
途中に何のお店も無く、ミチルにおやつも買ってあげられません。
でも一緒に出かけてセブンイレブンやウエルシアでおやつを買ってあげればいいじゃないか。
そして近所の公園で食べたりすればいいじゃないか。

アヤが小さいころ一緒にお散歩して外でおやつを食べたりジュースを買って飲んだりした、ささやかに楽しかった日々を思い出します(参照 →鳩を見る人びと)。

まぁしかし。
ばぁば(妻)にはよくなついているミチルさん。
じぃじ(私)にはまだなんだかうっすらとした警戒感を抱いているようで、あやしていても真顔で見返してくることがしばしばあります。っていうか私を見る時はほとんどいつも真顔です。どうかすると眉間に皺が寄ってたりします。

そんなわけなので、住居間の距離が縮んだ後は孫と私の心の距離を縮めるのが年末から年始の課題と言えるでしょう。
早くしないとある日トンネルの行き止まりに着いちゃって「ああ、なんだよ終わりかよ」ってなりかねないですからね。
で、私の死に顔を見たミチルが初めてにっこり笑うのね。
オーメンかよ。

そんなことにならにように急げじぃじ(俺)。

blinkani
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