しょいこみ過ぎ刑事カール。『特捜部Q―吊された少女―』“Den grænseløse” を読んだら

お楽しみシリーズ「特捜部Q」の第6弾、読了しました。
ここからは映画版が無い作品になります。

『特捜部Q―吊された少女―』

特捜部Qに、ある地方の警察官から再捜査の依頼が届きます。
未解決のひき逃げ事件の真相を突き止めてほしいとの依頼です。
カールは(いつものように)乗り気ではありませんが、特捜部のアサドとローセは興味津々です(いつものように)。
そんなこんなで特捜部Qが再捜査に乗り出します(いつものように)。

「吊るされた少女」というのはこのひき逃げ事件の被害者が車に跳ね飛ばされて路端の木に宙吊りになって発見されたことからこのタイトルになっています。
このタイトルだけ見ると「なんだなんだ?」と思いますが、原題は「Den grænseløse」。デンマーク語で「無限の」という意味らしいです。内容からすると「キリがない」って感じでしょうか。
カールはプライベートの雑事に追われながらも事件の捜査に乗り出しますが、それはそれは泥沼でした。
プライベートは拗れにこじれ、捜査は迷路の闇へ。その過程で特捜部Qも修復できないくらいの傷を負うことになります。
もう次作を読まないわけにはいきません。
次はこれ。もう私のKindleの中で待機してます。

『特捜部Q―自撮りする女たち―』

原題は “Selfies” 。
なんでしょう。自撮り画像が事件の鍵なんでしょうか。それとも自撮りした女たちが次々に殺されるとかなんでしょうか?
でもそれより何よりアサドとローセがどうなっちゃうのかが気になります。

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