在来線爆弾も泣いた!シーズン2開幕!オトーは月刊スターログと #25:1983年10月号

オトーは月刊スターログと

俺は過去にしか興味が無い!!
というわけで始まってました「オトーは月刊スターログと」シーズン2。そして第25回。数え方によっては四半世紀。みたいな。
今回は『シン・ゴジラ』テレビ放送記念で選んだこの号。

月刊スターログ日本版NO.60:1983年10月号 定価680円

表紙

目次

はい。表紙で選びました。在来線をバリバリ食う初代ゴジラが表紙です。
巻頭ピンナップ、表カラーはEWOKS。『スターウォーズ ジェダイの復讐』のイウォークです。必要だったのかあいつら。
裏の一色はJABBA THE HUTTになめられるレイア姫。表も裏もなんだこりゃチョイスの絵柄です。

そのころ「そのスジ」映画は日テレ放送だった

記事は、メビウス作画監督の『時の支配者』一般公開のお知らせ、『ガープの世界』『デストラップ 死の罠』など映画の紹介の後、その月のテレビ放送の情報が続きます。
1983年9月にテレビ放送されたそのスジ映画は、

『ハロウィン』(日本テレビ系)
『ANTS 蟻の大群大襲来』(フジテレビ系)
『アニマル・ハウス』(テレビ朝日)
『1941』(TBS)
『アンドロメダ…』(日本テレビ系)
『ゴースト・血のシャワー』(フジテレビ)
『巨大蟻の帝国』(日本テレビ系)
『ミクロの決死圏』(日本テレビ系)
『マッドマックス』(日本テレビ系)

など。
日本テレビ系がそのスジ系に力を入れているようで好感が持てます。34年前ですが(ちなみに『シン・ゴジラ』はテレビ朝日系での放送です)。
10月には『スターウォーズ』のテレビ初放送も控えていて(10月5日)、それも日本テレビ系ですね。
この中で観たいのは『巨大蟻の帝国』かなぁ。「蟻」が「巨大」でしかも「帝国」。恐ろしいにもほどがあります。

 

あれ?と思ったのは、同じジョン・ベルーシ主演の『アニマル・ハウス』がテレビ朝日で『1941』はTBSだったり、同じ蟻んこ主演の『ANTS 蟻の大群大襲来』がフジテレビ系、『巨大蟻の帝国』が日テレ系だということでしょうか。
まったくの偶然か、それともベルーシと蟻をこの月に集中させる理由が何かあったのか?今となってはわかりません。なにしろ34年も前のことなので。

そのころジョーズのシャイダーはブルーなサンダーだった

新作映画として紹介されているのがロイ・シャイダー主演の『ブルーサンダー』“BLUE THUNDER”。
ロイ・シャイダーといえば、『ジョーズ』『2010年』などに主演のほか、宇宙刑事としても活躍していましたね(信じるなよ)。
監督はジョン・バダム、脚本はダン・オバノンですが、ダン・オバノンは脚本を勝手に書き直されて怒ってると書かれてますね。もっと政治的なメッセージをこめてたらしいです。
何年か後ですが、私がVHSのビデオデッキを買った時に初めてレンタルで借りた映画がこの『ブルーサンダー』でした。面白く観た覚えはあるのですが、ストーリーは全く覚えていません。政治的なメッセージのない映画は記憶に残りませんね。なんつって。
クライマックスでヘリが宙返りしたのだけ覚えてます。他には『サイコ2』、『ハンガー』が紹介されています。『ハンガー』はデヴィッド・ボウイとカトリーヌ・ドヌーヴが出ている吸血鬼映画ですね。
『サイコ』といえばロバート・ブロックの原作本を古本屋で見かけたことがありますが、古いその本の日本語タイトルは『きちがい』でした。思わず「そりゃそうだけどさぁ」とつぶやいてしまったものです。

そのころ60年代がなつかしかった

表紙はゴジラですが、本誌内にゴジラ映画の話題は載ってません。
代わりに(っていうのかなんていうか)特集されているのが「大伴昌司」。
この号が発売される10年前の1973年に夭折した大伴昌司の仕事を振り返る特集。
享年36だそうです。
「大伴昌司の3つの世界」として、「怪獣世界」「図解世界」「SF世界」がそれぞれ見開きで紹介されています。
「怪獣世界」ではカネゴンやバルタン星人の内部図解、科特隊のスパイダーショットの仕組み、ウルトラマン対ネロンガの三分間の戦いの展開などが紹介されています。
「図解世界」では、映画『2001年宇宙の旅』の無重力シーンの撮影方法、サンダーバード基地の内部、「からだじゅう武器だらけ!スパイ野郎」が図解されています。スパイ野郎はメガネのツルがナイフになってたり、麻酔薬を射てる「注射ペンシル」を携帯していたり、靴の先から毒を塗ったナイフが飛び出したりと、なかなか危険なやつです。すげーなこれ。
「SF世界」では、各種雑誌に書かれた記事が紹介されています。「SF世界」とありますが、「世界SF映画大鑑」「SF事典」などという誌名や見出しの他に、「怪奇映画のスター」として後ろから半裸女性の首を絞めるミイラ男とか、「宇宙モード」という見出しでバーバレラやスーパージャイアンツや、名も知らぬ宇宙人のファッションを紹介していたりと幅の広さに憧れちゃいます。私は1962年生まれなので、こういうのが脳の一番奥のところに刻み込まれちゃってますね。全部今でも好きなものばっかりだもん。

危険で素敵なスパイ野郎

そのころウルトラマンはまた帰ってきてた

はい。ゴジラは載ってませんが『シン・ゴジラ』総監督の庵野秀明は出てきました。
アマチュアフィルムとしてダイコン・フィルム作品、『愛國戰隊 大日本』と『帰ってきたウルトラマン』が紹介されてます。
どちらも通して見たことありませんが、『帰ってきたウルトラマン』の怪獣はのちの本物のウルトラシリーズのちょっとリアルで怖い系の怪獣につながるようなデザインだと思いました。
検索してたらこんなとこありました→庵野秀明監督作「DAICONFILM版 帰ってきたウルトラマン」DVDを展覧会オリジナルショップにて発売決定!

というわけで『シン・ゴジラ』テレビ放送記念復活のシーズン2開幕戦「オトーは月刊スターログと」#25はここいらまででさようなら。みんな『シン・ゴジラ』の在来線爆弾のけなげさに泣けっ!「ゴジラ総選挙」もお楽しみだ!

オトーは月刊スターログと[総目次]

 

linelink01

 

タイトルとURLをコピーしました