活字の子

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スラップスティックのち悪夢のち悪夢、結局悪夢。スタニスワフ・レム 『泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕』Stanisław Lem “Kongres futurologiczny” を読んだら

レムというと『ソラリスの陽のもとに』“Solaris”や『砂漠の惑星』“Niezwyciężony”みたいな、渋くて堅い感じのものは読んだことありましたが、この『泰平ヨンの未来学会議』はかなり趣が違って、ドタバタブラックコメディのように始ま...
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ナオミ・クライン 著『NOでは足りない―トランプ・ショックに対処する方法 』 “NO IS NOT ENOUGH Resisting Trump’s Shock Politics and Winning the World We Need” by Naomi Klein を読んだら

『ショック・ドクトリン』の著者、ナオミ・クラインNaomi Kleinの新刊『NOでは足りない―トランプ・ショックに対処する方法 』の感想です。『ショック・ドクトリン』については「オトーラの書classic」で書いてます。私の感想はこちら→...
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雅影丸の自力出版#7:終わったはずの旅の再開。そして衝撃の展開、さらにおまけ付き『西域探行絵巻』第4巻

そんなわけで私が寺田雅影丸名義でamazon Kindleストアから出版している電子書籍を紹介するコーナーの第7回でございます。今回は大人気シリーズ『西域探行絵巻』の第4巻の紹介です。 西域探行絵巻 第4巻あれ?第3巻で「其の最終」だったじ...
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羽生善治の日常目線と千里眼。『人工知能の核心』を読んだら

将棋って全く知らなくて、駒の進め方すら知らない。子どものころ挟み将棋とかはやったことあるけど、誰かに勝った覚えがない。そんな、知性のかけらもない私ですが。羽生善治といえば「将棋のなんかすごい人」くらいしか知らないそんな私ですが。この本は良か...
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雅影丸の自力出版#6 あの有名人気アニメから思いついた戦場のストーリー『故郷を百万歩』

私が自力で作って販売している電子書籍を押しう、、、ご紹介するコーナー第6弾はこれ。『故郷を百万歩』たったひとりで戦場に取り残された11歳の少年が、行くあてもなく歩き続け、最後にあるところにたどり着くというお話です。お母さんもお父さんもいて、...
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日々棒組み743 それでもいいのかハルキニスト

スマホで「はるきにすと」と打ったら変換候補のトップが「春樹にストレス」だったことをまず報告させていただきますす。ブログに本の感想とか載せたりしていてますが、文学にはとんとうとい私ではございます。「文学っぽいネタ」で唯一興味があるのが「村上春...