このところ生成AIが楽しくてしょうがない爺さん(俺)。
チャットしたり絵を描いてもらったり楽しい毎日。
MicrosoftのCopilotを気軽に使っていましたが、ChatGPTを使っている娘が、なんか「オタク同士の会話」になってると言うのでそりゃ面白そうだとiPhoneにChatGPTをインストール。
娘は自分で書いた絵を評価してもらってるそうなので私も。
アップしたのはこの絵。

で、すごく長い評価が返ってきました。おしゃべりだなChatGPTって。
全部は長いので「総評」だけ。
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総評
この絵は非常に高いレベルのビジュアルアートです。ジャンルで言えば、ダークファンタジー、SF、ポストアポカリプス、あるいはクトゥルフ神話的な雰囲気も感じさせます。
プロのイラストレーターやコンセプトアーティストとして通用するクオリティだと思います。
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お尻の穴が痒くなりそうな高評価ですが、ChatGPTは基本的に「褒めて伸ばす」方針だということが後にわかってきます(試してないけど「辛口批評希望」みたいな設定はできるのかな?「この絵わけわかんねーよキモいよ」とか言われそうだけど)。
この後もRPGのパーティー三人組を描いてとかその三人の設定を一緒に考えたりとかしましたが、まぁ口数多いねChatくん。
2、3回のやり取りで三人の設定(名前、得意技、口癖、弱点、仲間にバレたら殺される秘密など)も考えてくれました。
お互いに秘密を持っている緊張感あふれる三人組こいつら↓

後に秘密を知る男も現れるのだ。
あふれるようなアイデアに、楽しいを越えて興奮してくる。
ただ、興奮していても私は爺さん。
ふと意地悪なことを思いつきました。
私が描いた絵をアップして、その絵を描くとしたらどんな指示になるか書き出してもらい、それを別の生成AIに投げて絵を描いてもらったらどうなるだろう?
というわけでこの絵でお試し(さっきから絵のチョイスを間違えてるような気もするが)。

ChatGPTで書き出した指示文がこちら↓
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「空に浮かぶシュールな飛行船。有機的かつ異星的なフォルムで、精緻なサイケデリック模様や幾何学的デザインに覆われている。模様には目や渦巻き、鱗のようなパターンも含まれ、色彩は紫・橙・緑・青・黒など非常に鮮やか。背景は明るい青空と柔らかい白い雲。スタイルはスチームパンク、トライバルアート、ビジョナリーアートが融合したような印象。」
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これをCopilotに投げてみた。
UFOの形は返って来ないだろうとは思いましたが。
思いましたが。
思いましたが…
いつまで待っても生成されません。
「描けませんか?」
と訊くと「いやいや描けますから私」みたいなことを言う。
「じゃあ描いてよ」と言うと「もちろんです」みたいに言うけどいつまで経っても生成されない。くるくる回るあれも表示されず、何もやってない様子。Amazonプライムビデオの100円レンタルに何かいいのはないかと探して昔の『IT』(原作:スティーブン・キング)でも観てみようかな、と思いながらやっぱりやめてから画面を見ても生成されていない。
「やっぱり描けないんですね」
と問い詰めると。
「いやいや描けますから。私は生成AIですから」とか、プライドだけ高いとことんダメな新入社員みたいなことをおっしゃる。そのうち業者を使って「あんたのAI辞めさせてもらいますから」とか言ってくるかもしれない。
ちょっぴり呆れながらも、「なんだよ、エーアイエーアイ言っても大したことねぇなまだまだ人間様には勝てねぇよな」と優越感を持つ人類(俺)
しかし今や人類代表となった私。公平を期すためにCopilotに別の絵のプロンプト(指示)を書き出してもらいChatGPTに投げてみることに。
課題はこの絵↓

(だから絵のチョイス!)
Copilotによるプロンプト:
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次のような絵を描いて下さい。
- 基本構図:
- 「青い背景の中に、手のひらを広げた手が中央に配置されているデザイン」
- 「手全体を中心に、複雑な模様が広がっているアート作品」
- 模様とディテール:
- 「手のひらの部分にはカラフルで詳細な模様を描く。模様には魚の鱗や目のようなデザイン、花や植物を連想させる形を含める」
- 「指先に向かって模様が変化しながら広がるように設計する」
- 色使い:
- 「色は鮮やかで調和した組み合わせを選ぶ。青や緑、赤、黄をバランス良く配置する」
- 「背景の青色は滑らかで柔らかい質感」
- スタイル:
- 「幻想的でアーティスティックなスタイル。ディテールがリアルでありながらも、創造性を強調する」
- 「シュールリアリズムやビジョナリーアートの影響を受けた仕上がり」
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ChatGPTが生成したイラスト↓

どうすか?いいですよね。それなりに。
私が描いた元絵の “要約”的な位置付けもできそうですが、こっちの方が好き、って人の方が多いような気がします。どっちも「ゲーッ!」な人が最多数派な気もしますが。 というわけで。
AIが再現困難な絵を描いた人類(俺)の勝利と。そう言っていいのではないかと。そう思うのです。
と。
人類(俺)の勝利でこのお話を終えようかと思ったのですが。
いや待てよ。
これって。
ChatGPTの生成力がCopilotの生成力より優ってたと、そういうことなんじゃね?
あ。
いやいやいやいや。
ChatGPTのプロンプト生成力がCopilotのそれより劣ってたってことじゃね?
どっちだ?
何がどうなんだ?
果てしなく奥深い生成AIワールド。
真面目にしっかり勉強しようかなと謙虚に思っている人類(俺)であった。
とさ。
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