夏休みアニメ映画劇場『アリオン』を観たら

夏といえばアニメ。
アニメといえば安彦良和。

というわけで今回は1986年公開の『アリオン』を鑑賞しました。
映画化されてたのすっかり忘れてました。
Amazonプライムビデオで何か別のものを探していて偶然見つけました。昔のアニメとか結構観てるのにお勧めしてくれませんでしたAmazon。
ちなみに今ならプライム会員特典になってます。

『スターウォーズ」後数年のSF映画とか『ガンダム』劇場版以後数年のアニメとかなんか郷愁をそそられますよね。ませんか?そうですか。

アリオン

ストーリーとかはまぁいいですかね。アリオンがアポロンその他をやっつける話です。その間に出生の秘密が明らかになったり傷ついたり傷つけられたりするお話です。
ギリシア神話をベースにしていますが、ギリシア神話に出てくるアリオンは馬だそうです。

このアニメ映画版、安彦良和コントロールが行き届いていて、安彦ファンにはたまらないですね。三白眼からの柔らかい流し目とか、しなるようなアクションとか、はじけるようなジャンプと決まってる空中姿勢とか。うっとりしちゃいます。

音楽は久石譲。ちょっとナウシカを思わせる音楽もありました。
他にも「ホルスかよ」「どろろかよ」というツッコミもできる贅沢な映画になってます。

原作漫画では所々セリフが書き文字だったりしますが、お母さんが「アーリオーン」と呼ぶところやギドと再開したアリオンが「ギド!」と飛びつく場面ではあの書き文字が頭に浮かんできました。

全体に展開が早すぎかな、だったり、「あれ?なんか見逃したかな?」よいうようなところはちょいちょいありましたが、映像的にはコントロールの効いた質の高いアニメだと思いました。
まぁ。
なんていうか。
いろいろアレなところにはこだわらずに、映像に浸るつもりで観た方が幸せかな、と思いました、と小声で付け加えときます。
『機動戦士ガンダム』の最終回で、シャアが何を言ってるのか全然わからなかった私の感想なのであんまり気にしないでください。
神話って理屈じゃない展開ってあるでしょ。だからあれこれいいことにして。

あと、いつも載せてる自作の絵ですが、最初はアリオンの似顔絵を描こうとしたのですが、何度描いても劇画ギャグみたいな絵になってしまうので泣きながらあきらめました。

アリオン Blu-ray

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