夏休みロードムービー劇場その2『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』“The Peanut Butter Falcon” を観たら

はい。
なんかいい映画だと聞いていたので鑑賞しましたが、観たらロードムービーでした。
ということでなぜかこの夏2本目のロードムービー鑑賞。
なんとなくプロレス絡みっていうのも個人的に気になるところでした。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(字幕版)

家族のいないダウン症の青年ザック(22歳)は養護施設で暮らしていますが、そこは老人向けの施設で、ザックに合う施設ではありません。

プロレスラー志望のザックはここを出て、大好きなビデオ(1000回観た)のプロレスラー、ソルトウォーター・レッドネックのプロレス学校に入学するために脱走を繰り返します。
施設の老人たちはザックが好きなようで、ザックの脱走を援護します。

施設でザックの面倒を見ている職員のエレノアが妙にきれいな人だなぁと思っていたら後でヒロインだとわかりました。初めは堅苦しいお姉さんに見えて、そういう役回りだと気づきませんでした。
ザックを追い始めるあたりで華やかさが出てきます。施設内と外の世界で意図的に差をつけているんでしょう。

冗談みたいな方法で施設の脱走に成功したザックはパンツ一丁で町を駆け抜けます。ここからしばらくパンイチです。ハラハラしちゃいます。
無防備な状態って感情移入しちゃいますよね。

パンイチで走り続けたザックはタイラーと出会います。
タイラーは最近、全てを頼り切っていた兄を亡くし、自暴自棄になった挙句生活の糧を得ていた場で放火事件を起こし、追われる身となっていました。
理由は全然違うけど二人の逃亡者が出会ったのです。

頼ってくるザックを初めは疎ましく感じ、ぞんざいに扱っていたタイラーですが、行動を共にするうちに情が移ってきて、ソルトウォーター・レッドネックのプロレス学校まで送っていくことを約束します。
美女エレノアがザックを追っていると偶然知ったのも考えを変えた大きな理由だったようです。

こうして二人づれの旅が始まり、その二人をエレノアとタイラーに放火された連中(どう見ても悪もん)が追うという展開になります。
タイトルの「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」というのは旅の途中で二人で考えたザックのリングネームです。

若干の暴力シーンはありますが、全体的には笑えるシーンが多くて、笑いながら泣きそうになるシーンもいくつかありました。
ハートウォームコメディという分類で大きくは外れてないのではと。
最後はうっすらファンタジーだと思いました。

公式サイト →映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』公式サイト

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