そんなこんなでカフカの文庫本も無事届きました(詳しくはこちら →【完結】本当にあったカフカな話)。
電子書籍なら起こらなかった出来事でひとネタ書けた「しめしめ感」もあるのですが、最近紙の本が欲しくなってるな、と気づきました。
文字中心の本は電子書籍で読むようになってから久しいのですが、このところなんだかんだ理由をつけて紙の本を買おうとしてるような気がします。
「これは紙の本で読むべきだな」と思うことがじわじわ増えてきてます。
人生の大半を(仕事も)紙の本と過ごして来た私。紙に呼ばれているのかもしれません。「還ってこいよ」と。
この世には「紙をめくる幸せ」っていうのがあったんだと、一度離れかけただけに強く感じます。
『舟を編む』というドラマで、紙に対するこだわりのエピソードがありますが、とても共感できました。ドラマでは「ぬめり感」と表現し知恵ましたが、しっとりしてる紙がいいんですよね。
逆にめくり具合が悪い紙の本は読む気が減退してしまうわけですが。
過去バカ売れした魔法使いの本は紙が悪くて読書感があまり良くありませんでした。なんかペリペリだったんですね。
翻訳者の(気味の悪い)あとがきでは作品に対する思い入れが過剰に書かれてきましたが、本の紙には思い入れは無かったのでしょう。安かったのかな?
岩波文庫の紙はめくってて気持ちいいと思ったことがあります。
そんなわけで。
再び紙の本を買う率がジワリとですが上がっています。
とか言いながら。
その舌の根も乾かないうちに。
AmazonのKindleストアでこれ買っちゃいました。
文庫本で17冊分がキャンペーン価格でなんと5,000円のお買い得。これは買いだよねー、と。
ほら、文庫本17冊もドカンと届いたら道のりの遠さに萎えちゃいそうじゃん?「読書欲」みたいのがさ。
通勤時間が読書タイムの私。猛暑の中で紙の本読んでたらなんかペタペタベタベタしちゃうでしょ?せっかくいい紙でも台無しでしょ?だからいいのよ電子書籍が。これからの季節。
というわけで、紙でも電子でも好きなもん買えばいいのさ。とにかく読めよってそういう話(だっけ?)。
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