夏休みといえばやはり怪獣映画。
1967年、私が5歳の頃の映画ですね。おもいだしてごらんいつつのころを。思い出せません。当時は観てないので。
いきつけの銭湯にポスターが貼ってあったのをうっすら覚えてます。
初めて観たのは大学生のころだったでしょうか?もっと後だったかな。テレビ放送された時でした。
とにかく最初の主題歌の終わりのところで爆笑してしまったのははっきり覚えてる。わかったよもう、ガッパだろ、わかったからそんなにガッパガッパ歌うなよ、と。
最近では実写版パトレイバーの熱海篇でガッパガッパ言ってパロディみたいな歌も出てきたね。
オープニングがそういうことだとわかっていたので、今回はできるだけそれに引っ張られないように、曇り無いまなこでの鑑賞を心がける。
そういう心がけで聴くとこの主題歌もなかなか味があって、むしろ、むしろ、…、わかったから!もういいからガッパガッパいうのやめろー!
島に着いた。
日本人との遺伝子的継続性を研究したいような容姿の島民たちはガッパを恐れてすごいダンスで踊り狂う。そんななか研究隊は巨大な石像を発見。
「イースター島の石像とまったく同じだ!」
そうかぁ?
デカい卵からデカい鳥みたいな爬虫類が生まれたから連れて帰っちゃう研究隊。現代においては南の島から謎の生物を連れ帰ると大変なことになるってことは子供でも知っているが、昭和42年の日本では常識になってはいないようだ。イースター島の石像も知らないし。
地震が起こってその石像も倒れて壊れてしまうが、ここはなかなかリアルな場面に。つーか他の場面のリアル度に問題があるんだけどさ。火山とか。島民の村とか。島民とか。
我が子を連れ去られて怒りのあまり巨大化した(としか見えない)親ガッパは、夫婦で村を踏みにじり日本へ。
熱海、河口湖、日光と、日本観光を兼ねて子ガッパを探し求める。
子ガッパが日本にいるのはわかっているのですが、日本のどこにいるのかは事情があってわかりません。
とちゅうとちゅうに人間の親子や男女の愛情がおりこまれながら、最後はガッパ親子感動の再会。涙を流しながら子ガッパを抱きしめる母ガッパ(ホントだって)。この時の子ガッパはホントかわいい。バカっぽくて。
三匹で飛び去る親子ガッパ。
「おとうちゃん、にっぽんでおみやげかわなかったね」
「おまえが無事なのがいちばんのおみやげだよ」
と言ったとか言わないとか。
言わないよ。
1967年公開の映画は他に『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』、『宇宙大怪獣ギララ』、『キングコングの逆襲』って怪獣映画大戦争じゃん!『長篇怪獣映画 ウルトラマン』もあるぞ!もう天国じゃん!
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