家を出ていた息子が年末ということで帰ってきて、
「父ちゃん、俺『コマンドー』が観たい。ある?」
と訊いてきた。
そうかそうかコマンドーか。
あるよ、amazonプライムビデオに。
父ちゃんも大好きだぞコマンドー。
ということで年の瀬の夕食どき、久しぶりに揃った家族4人で映画『コマンドー』を観た。
ご存知、アーノルド・シュワルツェネッガー(合ってる?)主演のどシンプルどストレートアクション映画。
1985年の映画なので、『ターミネーター』の翌年ですね。
娘を人質にして悪いこと(暗殺)をさせようとする悪い奴をやっつけて娘を救い出すってお話。
国も思想も善悪も関係ない。もう清々しいくらいひたすら娘を助けるために闘う男ジョン・メイトリックス(シュワ)。
一時間半なにも考えずに観ていられる。っていうか考える要素がひとつも無い。
覚えておかなければならないのは三つ。
1.娘が悪い奴に人質にされてる
2.時間が限られてる
3.ジョン(シュワ)は人並み外れた力もち(ほぼターミネーターなみ)
これだけ。
あとはもうぼーっと観てるだけでいいそんな映画。どっちかっていうと正月向けかな?
山の斜面を車で走り降りたり、ショッピングセンターでのアクションシーンは、ジャッキー・チェンの『香港国際警察』を思い起こさせるが、『香港国際警察』も1985年の映画なのね。アクションシーンはジャッキーの方がはるかにすごいけどさ。
そんなわけで、ストーリーも単純で、どこかで見たようなシーンがちらほらしてたり、アクションも格闘も銃撃や爆破もややしょぼい感じがしちゃうんだけど、なんか好きなんだよなぁ、コマンドー。
ちょっと思ったんだけど、タイトルが『コマンドー』じゃなくて『コマンド』だったらあまり好きになれなかったかも。
コマンドー。
なんか声に出して言いたくなるもの。
コマンドー。
『ランボー』が1982年だから意識したのかもね。
「コマンド?ダメだ!コマンドーだ!ドーだ、ドー!コマンドーー!伸ばせ!伸ばせば伸ばすほど映画はヒットするんだ!ジョーーーズ!スターウォーーーーズ!ドラゴンボーーーーーール!なに?コーマンドー?!!そりゃダメだぁ!!」
どこの国の会話だよ。
あと、元部下の男との最後の対決シーンとか、ジョンの目的のためにシンプルストレートに行動するキャラクターとかがのちの『ターミネーター2』を思い出させたことを書き添えておきます。
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