アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(個人的)最高傑作エピソード

ゲゲゲの鬼太郎ってすごいなーと思うのは、ざっくり10年おきくらいに繰り返しアニメ化されてるんですね。
ウルトラマンや仮面ライダーなんかも何作も何作も作られてますが、やつらは「帰ってきた」り、「Aエース」だったり「V3」だったり「アマゾン」だったり「タロウ」だったりするけど鬼太郎はずっと「ゲゲゲの鬼太郎」のまま。
「帰ってきたゲゲゲの鬼太郎」とか「鬼太郎V3」とか「ゲゲゲの鬼太郎タロウ」にはならないまま何作も作られています。そこがすごいと思うんですね。
はい。
「鬼太郎タロウ」って書きたかっただけです(しかも9月5日に追記)

白黒の第1シリーズとカラー化された第2シリーズは放送時期が接近してますが、私が6歳から10歳のころに観ていたのがこのシリーズです。

もっとも私の家はしばらく白黒テレビだったので、第1シリーズと第2シリーズの区別が判然としなません。当時はよく再放送もあったのでなおさらです。
牛鬼の回がとにかく怖かったのはよく覚えてます。

第3シリーズは80年代半ばから後半ですが、これは私はほとんど観てません。
戸田恵子鬼太郎ですね。鬼太郎がオカリナを武器に使ったりしてちょっと違和感ありましたね。オカリナは鬼太郎じゃなくて宗次郎だろ、と突っ込まれたとかまれなかったとか。

幼稚園だった長男と観ていたのが90年代の第4シリーズ。
スーパーへ買い物に行った時は鬼太郎の食玩(ちっこいフィギュア)を買うことにしていました。
おもちゃのゲゲゲハウスも買いました。リモコン下駄が磁石でくっついたりその他ギミックが楽しいおもちゃでした。
鬼太郎に一番お金を使ったのはこの頃だったでしょう。

第5シリーズは2007年からの放送で、これはその時幼稚園だった娘と観ていました。
娘が幼稚園の遠足で東武動物公園に行った時に、ねずみ男のキーホルダーを買ってきてくれました。
「おとうさんきたろうすきでしょ、はいおみやげ」
今でも自転車の鍵に付いてます。

自分が子供のころ観ていた鬼太郎を長男と観て、10年後のシリーズを娘と観て、なんて幸せな私の鬼太郎人生。
ちなみに今放送している第6シリーズはほぼ私ひとりで観ています。人間はひとりで生まれてひとりで死んでいくんですね。次の第7シリーズは生きて観られるかなぁ。

というわけで人生にも例えられるゲゲゲの鬼太郎ですが。
大量にあるエピソードから最高傑作はなんですか?と問われたら。
だれもそんなこと問うてくれないけどもしも問われたら。
私はこう答えます。
アニメゲゲゲの鬼太郎最高傑作エピソード、
それは第4シリーズ第113話「鬼太郎対三匹の刺客!」である
と。

鬼太郎にはどのシリーズでも作られる原作付きの定番エピソードがあって、それが楽しみだったりするんですが、この「鬼太郎対三匹の刺客!」はアニメオリジナル。
でも面白いんです。

ぬらりひょんの子分の朱の盆が、鬼太郎に勝てる妖怪をスカウトしに行って、そこにねずみ男が噛んできて、ってお話。
五徳猫ごとくねこ如意自在にょいじざい山爺やまじじいの三妖怪をスカウトして鬼太郎に挑みます。
絵もていねいな感じで、構図や「間」も絶妙。
『ルパン三世Part2』を惰性で見てたら「死の翼アルバトロス」に当たっちゃった、みたいなレベル。

鬼太郎アニメのエピソードを全部見たわけではありませんが、誰かに「『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメを一本だけ観るとしたらどれ?」と問われたら私はこれを紹介します。
誰もそんなこと問うてくれないけどさ。

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