それは携帯電話もウォシュレットもない世界。ドラマ『スタートレック:エンタープライズ』“Star Trek: Enterprise”視聴シーズン2突入だら

Netflixのおかげで『まんが宇宙大作戦』も無事観られたので、この『スタートレック:エンタープライズ』が個人的に最後の未視聴シリーズとなりました(2020年1月現在)。

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しかし何でしょう。
『宇宙大作戦』より前の時代ということで、転送やらホロデッキやらフードディスペンサーやら全自動翻訳機やらのスタートレックシリーズでは当たり前のように存在していたテクノロジーが出てこなかったり実用化されてなかったりします。
それらの便利すぎるテクノロジーが使えないゆえの今までのシリーズにないSF的なストーリー展開があるのですが、何でしょう、そういうとこがちょっとかったるい。

初対面の異星人と言葉が通じるようになるまでの描写とかあるんですが、1回目は新鮮でも何度もそんな場面があると進行の邪魔なだけ。
でも地球人が恒星間飛行を初めて間もない頃の、人類にとって未知の宙域を探検するという話なので、初対面エピソードは欠かせない。
なんか板挟みになっちゃってるような感じです。

胸のバッジをポンと叩けば軌道上の艦とでも連絡が取れ、「一名転送」といえば瞬間で地上でも艦内でも行くことができ、異星人はほぼ全て言葉が通じる、メニューを言えば飲み物も食べ物も瞬時に現れ、ホロデッキではもう何でもあり。
あまりに都合がいいテクノロジーでもありますが、そんなドラマに慣れているとこの『エンタープライズ』のあれもこれも無い世界は不便でかったるく思えてしまうんですね。
現実世界だったら携帯電話もインターネットもウォシュレットも無い時代に戻されたようなものですね。もうどうしていいかわかんないくらい生活が変わっちゃう。
なんかそんな不便さを感じてしまうドラマ。

いや、いいエピソードもあるんですよ。トゥポルのおばあちゃんの話とか。ただ全体的に足を引っ張られながら進んでるような印象があるんですよねぇ。
あと妙にトゥポルのエロさを強調するエピソードが目についてそこも気になりました。他のシリーズでもお色気シーンが強調されてるエピソードはつまんなかったりするので気になっちゃうんですね。

スタートレックはシーズンが進むほどにぐんぐん良くなっていくので、このかったるさがどこかで快感に変わったりするのかもしれません。

というわけであと2シーズン半、しっかり鑑賞する次第でございます。

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