おかげさまで穏やかな年末年始冬休みを過ごさせていただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
年末年始はダラダラと映画(やドラマ)を観てました
さて。
そんなお休み中、ダラダラとテレビ画面で映画を鑑賞させていただきました。至福の日々でございました。
この場を借りてお礼申し上げます。amazonとNetflixとpanasonicのDIGAに。
というわけで鑑賞した映画のダラダラした感想をお送りいたします。
『ダージリン急行』“The Darjeeling Limited”
『犬ヶ島』が好きすぎて、メイキング本もすごく面白いので(まだ読んでる)、ウェス・アンダーソン監督のファンになることに決めて、Blu-ray3枚組を購入。その中の一作です。
(これだけは年末休みに入るちょっと前に観ました)
オシャレ感あふれる映画なんですが、オシャレ映画はあんまり好きじゃない私でも面白く観られました。
あまり仲良くない(ように見える)三人兄弟が鉄道旅行する話なんですが、長男がなぜか怪我をしていて、頭に包帯巻いてたりします。
『犬ヶ島』のアタリ少年も頭にプロペラシャフトが刺さったまま大冒険しますが、怪我人出すのが好きなんでしょうかウェス・アンダーソン。
話が進むと旅の目的や3人の人生や、長男の怪我の原因や程度(けっこう重症で痛い)がわかってきますが、この「徐々にわかってくる感」がいいんですね。
三兄弟が、仲が悪いように見えて、でも「良いもの」でしっかり結びついている、でもやっぱり喧嘩とかするという微笑ましさもありますがそれだけじゃない複雑さ。そして寄り道しているようにしか見えないエピソード。こういうわからない感じ、好きなんですね。
次男を演じた俳優がどっかで見たぞこいつ、と思ったらピーター・ジャクソン版『キングコング』で脚本家役の人でした。ナオミ・ワッツといい仲になるやつ。コングの恋敵。
個性的な三兄弟ですが、後半で両親のことがわかってくると、ああ、こう育っても不思議じゃないな、と思えてきます。
好きに生きて(そして死んで)いいんだと思えるいい映画でした。やっぱり好き。
『デス・プルーフinグラインドハウス』
いやぁなんでしょうこれ面白い。
「デス・プルーフ」というのは「ウォータープルーフ(防水)」みたいな意味合いで、なんてんだろ、「防死」かな。
ここでは映画のスタント用の車のことで、撮影で派手にぶつかったりしてもドライバーが死なないように改造されているのを「デス・プルーフ」と呼んでます。
で、この「デス・プルーフ」を使ってとんでもないことをしてる変態がカート・ラッセル演じるスタントマン・マイク。
映画が始まってからしばらくガールズトークみたいのが続くので、「どういう映画なの?」と思いながら観ていましたが、スタントマン・マイクが変態の本性を現してからの残酷カーアクションはもう笑っちゃいます。
人間が血まみれになって腕や足が吹っ飛んで死んでも笑えるということがわかる映画でした。
このあっけらかんは正月向けのような気がしなくもない。賛同できない人もいるでしょうが。
『アイリッシュマン』“The Irishman”
「Netflixの『アイリッシュマン』はすごい傑作」とNetflixが言うので鑑賞。なんと210分!てことは3時間半!映画館だったら行くのあきらめる長さ。
でも家で観るなら大丈夫。自主的に休憩を2回入れて鑑賞しました。1時間ちょっと観て30分睡眠、また1時間ちょっと観て30分睡眠、というユルい鑑賞リズム。正月ならでは。
決して映画がつまらないということじゃなくて、すぐ眠くなっちゃうんです僕。じじいなので(「じじい」って打ったら「祖父」って変換候補出たけどそうなの? by MacOS)。
監督マーティン・スコセッシ、主演ロバート・デ・ニーロといえば『タクシードライバー』という大傑作がありますが、こちらは働き者のトラックドライバーがマフィアの仕事を手伝ってるうちにどんどんマフィアの仕事に染まっていく話。働き者だからマフィアの仕事も手を抜きません。バンバン人も殺します。そしてどんどん頼りにされていきます。マフィアに。でも娘には嫌われちゃいます。
娘がいる私としては身につまされます。娘に嫌われるのはイヤなので働き者にならないように気をつけます。
ノンフィクションが原作だそうで、誰でも知ってる有名な人物やや事件も出てきます。悪いフォレスト・ガンプみたいです。
それもあって、主人公フランク・シーランを(比較的)若い頃から老人まで演じているロバート・デ・ニーロは本当にマフィアなんじゃないかと思えてきます。
最終的に「悪いことしてると娘に嫌われちゃうよ」ということを教えてくれるいい映画でした。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』“Transformers: Age of Extinction” 『トランスフォーマー/最後の騎士王』“Transformers: The Last Knight”
トランスフォーマー、いいですよね。もったいぶらなくて。大金使った厨二病みたいで。
でかいロボがガキンガキン変形して大乱闘、ってそれだけでもう満足です。
いいんです。
いらないんです。
理屈なんか。
車形態で乗せていた人間が襲撃されたかなんかで宙にぶっ飛ばされたところを変形しながら空中キャッチして助けるって、もうお約束になってるシーンがどちらにも出てきますが、来るぞってわかっていてもしびれちゃう。
話なんかどうでもいい、どうでもいいんだけど、どちらもホラ話をかぶせていて、そこも好き。
『ロストエイジ』では、恐竜時代に機械生命がやってきてなんかやらかしたことになってるし(『ロストエイジ』の原題にある「Extinction」って「絶滅」って意味だそうです)、『最後の騎士王』では、アーサー王が機械生命を戦争に使ったというシーンが出てきます。
どっちも大ボラです。でもいい大ボラ。
『ダークサイドムーン』の月の裏側にでっかい宇宙船が墜落してて、極秘任務でアポロ11号が調査したってホラも大好き。
正月には大ボラ映画がよく似合う。
でもこの2本を観たのは、シリーズ最新作のこれが観たかったからです。シリーズは順番に観たいですもん。
これ↓
バンブルビー
バンブルビーの顔ってよく見るとちょっと怖いですけどね。
というわけで。
冬休みにこんな映画観たよ報告でした。
それではごきげんようさようなら!来年のお正月まで!