amazonプライムビデオで鑑賞。
「家政婦は見た:怖い版」みたいなお話(か?)。
なんか舞台のお芝居みたいに見えるシーンが多かったです(ずっとではない)。それと、もっともっと怖くできるのをあえて抑えているようにも見えました。
はい。
なんか不思議な映画でした。
いろんな足りないものを女優さんの熱演で埋めようとしてるように見えました。
ある歳になると醜く変貌してゆく運命の家系。それを見届けようとする家政婦(?)おろち。
いろいろあって、その歳が近づいた女優、門前かずさ(木村佳乃)はほとんど発狂状態になります。
そして大暴れ。
テーブルの上の食器を両手でザザザザガシャシャシャーン!
化粧台の上の化粧瓶やらなんやらをザザザザガシャシャーン!!
なんかの上のなんか割れ物たちをザザザザガシャシャーン!
なんでもかんでも何度でもザザザザガシャシャーン!
怒り狂った女が(ドラマや映画で)よくやる(でも実際には見たことがない)ザザザザガシャシャーン。
なんか名前はあるのかあの行為。あの「ザザザザガシャシャーン」に「ちゃぶ台返し」みたいな呼称はあるのか。
なんだ、
「割れ物払い」?
それにしても誰がかたづけてんだあれ。家政婦か。そうか。
なんていうか、女優さんを鑑賞する映画ですね、これ。
日本一安アパートが似合う女優大島蓉子さんも出てます。『トリック』で山田奈緒子のアパートの大家さんやってる人ですね。
というわけでいろいろ「?」もありますよ。ありますけど、原作とどうだとか、楳図かずおの世界がどうだとかいうのは野暮だと思うんですね。
映画が漫画に勝てるわけないもん。
漫画も映画に勝てないけどね。
それ観て読んで面白いかどうか。それだけ。
そういうこと。